日本聖公会 聖マーガレット教会
〒167-0054 東京都 杉並区 松庵1-12-29
TEL 03-3334-2812
19「ある金持ちがいた。いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
20この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、21その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。
犬もやって来ては、そのできものをなめた。
22やがて、この貧しい人は死んで、天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。
金持ちも死んで葬られた。
23そして、金持ちは陰府でさいなまれながら目を上げると、宴席アブラハムとすぐとなりにいるラザロとがはるかかなたに見えた。
24そこで、大声で言った。『父アブラハムよ、わたしを憐れんでください。ラザロをよこして、指先を水に浸し、わたしの舌を冷やさせてください。わたしはこの炎の中でもだえ苦しんでいます。』25しかし、アブラハムは言った。『子よ、思い出してみるがよい。お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。
今は、ここで彼は慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。
26そればかりか、わたしたちとお前たちの間には大きな淵があって、ここからお前たちの方へ渡ろうとしてもできないし、そこからわたしたちの方に越えて来ることもできない。』27金持ちは言った。『父よ、ではお願いです。わたしの父親の家にラザロを遣わしてください。
28わたしには兄弟が五人います。あの者たちまで、こんな苦しい場所に来ることのないように、よく言い聞かせてください。』29しかし、アブラハムは言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。
新共同訳聖書
9月23日(月)東京教区フェスティバルが香蘭女学校を会場に開催され、教区成立90周年を祝いました。午前中の聖餐式では礼拝堂の祭壇上に90個のキャンドルが灯され、夕の礼拝では、10年後の100周年に向けて、さらに10個の赤いキャンドルが献げられました。
◆今日の福音書は「金持ちとラザロの物語」として知られています。金持ちの門前のラザロに無関心でいた金持ちが死後は立場が逆転するというものです。この聖書のポイントは29節の「しかし、アブラハムは言った。『お前の兄弟たちにはモーセと預言者がいる。彼らに耳を傾けるがよい。』またアブラハムは言った。『もし、モーセと預言者に耳を傾けないなら、たとえ死者の中から生き返る者があっても、その言うことを聞き入れはしないだろう。』」です。律法の重要性を伝えるための譬として読むことが出来ます。旧約聖書を抜きにしてはならないのです。
教区フェスティバルでは聖マーガレット教会もブースを出店。お弁当、手作りのお菓子やラー油を売りました。姉妹教会の大館聖パウロ教会から秋田の郷土料理ごま餅を送ってもらい、販売したところ50パックを完売しました。大館聖パウロ教会とのこれまでの交流もパネルに展示しました。
◆10月20日のバザーに向けて準備が始まっています。またバザーの献品受付も開始されました。是非ご協力ください。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦