28この話をしてから八日ほどたったとき、イエスは、ペトロ、ヨハネ、およびヤコブを連れて、祈るために山に登られた。
29祈っておられるうちに、イエスの顔の様子が変わり、服は真っ白に輝いた。
30見ると、二人の人がイエスと語り合っていた。モーセとエリヤである。
31二人は栄光に包まれて現れ、イエスがエルサレムで遂げようとしておられる最期について話していた。
32ペトロと仲間は、ひどく眠かったが、じっとこらえていると、栄光に輝くイエスと、そばに立っている二人の人が見えた。
33その二人がイエスから離れようとしたとき、ペトロがイエスに言った。「先生、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。
仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロは、自分でも何を言っているのか、分からなかったのである。
34ペトロがこう言っていると、雲が現れて彼らを覆った。
彼らが雲の中に包まれていくので、弟子たちは恐れた。
35すると、「これはわたしの子、選ばれた者。これに聞け」と言う声が雲の中から聞こえた。
36その声がしたとき、そこにはイエスだけがおられた。
弟子たちは沈黙を守り、見たことを当時だれにも話さなかった。
新共同訳聖書
◆今週から「大斎節」が始まります。灰の水曜日には額に灰で十字をつけてその歩みを始めます。イエス様の試みに沿う歩みです。灰の水曜日の礼拝や十字架の道行を一度でも体験してみてください。
◆今週の福音書は「変容貌」の出来事を通して、「これは、わたしが選んだわたしの息子、この人に聞きしたがいなさい」と言うみ言葉を想いつづけたいと思います。
2月9日(土)点字プリンター購入のため、障がい者関連活動連絡会主催のチャリティーイベントが当教会で開催され、川島昭恵さん(左)の「語りの世界」、竹下ユキさん(右)の「シャンソンの世界」を楽しみました。アンコールでは200人近いお客さまと出演者とで聖歌を歌い、聖堂はグロリアの声に満たされました。
◆使徒書はコリントⅠ13章の「愛の賛歌」が読まれます。本田哲郎神父の訳を別刷りしますので、お読みください。パウロの語る「愛の賛歌」を読むことを通して、イエスが示された愛「人を大切にすること」をこの大斎節の間を考え続けたいものだと思います。今年の大斎節はみ言葉と祈りと現場からの証言、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」を受け止めたいものです。
◆来週の大斎研修プログラム①は倉辻忠俊医師に聞くです。
礼拝後午後1時15分からJOCSワーカーの倉辻忠俊医師から「タボラの子どもたちとともに」というタイトルでお話を伺います。ご参加ください。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦