顕現後第四主日 2013年2月3日(日)

 

ルカによる福音書 4:21 -32


21そこでイエスは、「この聖書(せいしょ)言葉(ことば)は、今日(きょう)、あなたがたが(みみ)にしたとき、実現(じつげん)した」と(はな)(はじ)められた。 22(みな)はイエスをほめ、その(くち)から()(めぐ)(ふか)言葉(ことば)(おどろ)いて()った。「この(ひと)はヨセフの()ではないか。」 23イエスは()われた。「きっと、あなたがたは、『医者(いしゃ)よ、自分(じぶん)自身(じしん)(なお)せ』ということわざを()いて、『カファルナウムでいろいろなことをしたと()いたが、郷里(きょうり)のここでもしてくれ』と()うにちがいない。」24そして、()われた。「はっきり()っておく。預言者(よげんしゃ)は、自分(じぶん)故郷(こきょう)では歓迎(かんげい)されないものだ。 25(たし)かに()っておく。エリヤの時代(じだい)に三(ねん)六か(げつ)(あいだ)(あめ)()らず、その地方(ちほう)一帯(いったい)大飢饉(だいききん)()こったとき、イスラエルには(おお)くのやもめがいたが、26エリヤはその(なか)のだれのもとにも(つか)わされないで、シドン地方(ちほう)のサレプタのやもめのもとにだけ(つか)わされた。 27また、預言者(よげんしゃ)エリシャの時代(じだい)に、イスラエルには(おも)皮膚病(ひふびょう)(わずら)っている(ひと)(おお)くいたが、シリア(じん)ナアマンのほかはだれも(きよ)くされなかった。」 28これを()いた(かい)堂内(どうない)人々(ひとびと)(みな)憤慨(ふんがい)し、29総立(そうだ)ちになって、イエスを(まち)(そと)()()し、(まち)()っている(やま)(がけ)まで()れて()き、()()とそうとした。 30しかし、イエスは人々(ひとびと)(あいだ)(とお)()けて()()られた。
(けが)れた(れい)()りつかれた(おとこ)をいやす
31イエスはガリラヤの(まち)カファルナウムに(くだ)って、安息(あんそく)()には人々(ひとびと)(おし)えておられた。 32人々(ひとびと)はその(おし)えに非常(ひじょう)(おどろ)いた。その言葉(ことば)には権威(けんい)かあったからである。

新共同訳聖書

牧師コーナー

ビオラ

今週の福音書を読むとガリラヤでイエスの言葉に接した人は「その口から出るゆたかな言葉をいぶかしく思い、口々に『この人は、ヨセフのせがれではないか』と言った」とあります。小さい頃から知っているイエス。石切工ヨセフのせがれだということがイエスの豊かな言葉につまずくのです。クリスチャンとして生きるときに似たような体験を皆さんもされたのではありませんか?日本社会でキリスト者として生きることを告白するとあたかも全く違う人のように扱われることもあるでしょう。「クリスチャンなら酒もタバコも飲まないよね?」とこの世の作ったクリスチャン像を当てはめようとします。神に従って生きようとすることはこの世から逃げることではなく「人を大事にする生き方」で対抗することではないでしょうか。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)


雪の教会

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