17兄弟たち、皆一緒にわたしに倣う者となりなさい。また、あなたがたと同じように、わたしたちを模範として歩んでいる人々に目を向けなさい。
18何度も言ってきたし、今また涙ながらに言いますが、キリストの十字架に敵対して歩んでいる者が多いのです。
19彼らの行き着くところは滅びです。
彼らは腹を神とし、恥ずべきものを誇りとし、この世のことしか考えていません。
20しかし、わたしたちの本国は天にあります。そこから主イエス・キリストが救い主として来られるのを、わたしたちは待っています。
21キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。
1だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい。
新共同訳聖書
大斎節研修プログラム第2回は前田司祭による「思い上がることなく、互いに思いを一つにし、小さくされた仲間とあゆみをともに」(ロマ書12:16;本田哲郎訳)。パウロは今年のテーマ「喜ぶ人とともに喜び、泣く人とともに泣きなさい」に続いてこの言葉を記しています。私たちにとって、このような歩みとは?
◆毎週金曜日には十字架の道行が行われています。7~8人の方々が参加されていて、リニューアルした式文を用いています。
◆今日の使徒書でパウロは「わたしに倣うものになってください」と勧めます。パウロの生き方を考えるときに徹底的にイエスに従う生き方であると同時に教会を形成するための働きがあります。パウロは最初の回心から宣教者となっていきますが上からの宣教が主でした。それがコリントの教会以降は第2の回心を得たようです。そのパウロが語るのが「私に倣うものになってください」なのです。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦