言が肉となった
1初めに言があった。
言は神と共にあった。
言は神であった。
2この言は、初めに神と共にあった。
3万物は言によって成った。
成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
4言の内に命があった。
命は人間を照らす光であった。
5光は暗闇の中で輝いている。
暗闇は光を理解しなかった。
6神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。
7彼は証しをするために来た。
光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。
8彼は光ではなく、光について証しをするために来た。
9その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らすのである。
10言は世にあった。
世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。
11言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。
12しかし、言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には神の子となる資格を与えた。
13この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、神によって生まれたのである。
14言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。わたしたちはその栄光を見た。それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。 15ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。わたしよりも先におられたからである』とわたしが言ったのは、この方のことである。」 16わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、恵みの上に、更に恵みを受けた。 17律法はモーセを通して与えられたが、恵みと真理はイェスーキリストを通して現れたからである。 18いまだかつて、神を見た者はいない。 父のふところにいる独り子である神、この方が神を示されたのである。
新共同訳聖書
メキシコのクリスマス・クリブ
◆今年のクリスマスは降臨節第4主日から続きましたので8回の礼拝がありました。聖書のテキストも全部違います。クリスマスの持つ豊かさを感じさせられました。ご病気だった方々も退院されました。大館の小野俊作先生からお電話をいただきました。「退院しました」。本当によかったです。
◆今日の福音は「言」を主題にしています。「言」をイエスと読み替えて読んでみるとヨハネ福音書が分かり易くなります。イエスがこの世に遣わされた出来事を理解するためにはイエスの宣教の歩みを読み直して見ることも必要でしょう。来週は顕現日です。3人の博士が登場します。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦