日本聖公会 聖マーガレット教会
〒167-0054 東京都 杉並区 松庵1-12-29
TEL 03-3334-2812
1安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。
7イエスは招待を受けた客が上席を選ぶ様子に気づいて、彼らにたとえを話された。 8「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない。あなたよりも身分の高い人が招かれており、9あなたやその人を招いた人が来て、『この方に席を譲ってください』と言うかもしれない。そのとき、あなたは恥をかいて末席に着くことになる。 10招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい。そうすると、あなたを招いた人が来て、『さあ、もっと上席に進んでください』と言うだろう。そのときは、同席の人はみんなの前で面目を施すことになる。 11だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」 12また、イエスは招いてくれた人にも言われた。「昼食や夕食の会を催すときには、友人も、兄弟も、親類も、近所の金持ちも呼んではならない。その人たちも、あなたを招いてお返しをするかも知れないからである。 13宴会を催すときには、むしろ、貧しい人、体の不自由な人、足の不自由な人、目の見えない人を招きなさい。 14そうすれば、その人たちはお返しができないから、あなたは幸いだ。 正しい者たちが復活するとき、あなたは報われる。」
新共同訳聖書
ハンギング・リース仕立てのペンタス。
教会入口のハナミズキの木にかけられています。
◆今日の福音書はテーブルマナーの教えでないことは誰でもわかります。「だれでも高ぶるものは低くされ、へりくだる者は高められる」とありますが、神の国に入る人の振る舞いと考えられます。そして人を招く人々は返礼が出来ない人を招くようにと教えています。このイエスさまの教えの中に神様の眼差しが見えるように思います。神様の招きは「貧しい人、体の不自由な人、目の見えない人、足の不自由な人」です。このような神様の眼差しを私たちも見習うのです。それは神からの報いを期待してではありません。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦