復活する
1そして、週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。
2見ると、石が墓のわきに転がしてあり、3中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。
4そのため途方に暮れていると、輝く衣を着た二人の人がそばに現れた。
5婦人たちが恐れて地に顔を伏せると、二人は言った。「なぜ、生きておられる方を死者の中に捜すのか。
6あの方は、ここにはおられない。
復活なさったのだ。まだガリラヤにおられたころ、お話しになったことを思い出しなさい。
7人の子は必ず、罪人の手に渡され、十字架につけられ、三日目に復活することになっている、と言われたではないか。」
8そこで、婦人たちはイエスの言葉を思い出した。
9そして、墓から帰って、十一人とほかの人皆に一部始終を知らせた。
10それは、マグダラのマリア、ヨハナ、ヤコブの母マリア、そして一緒にいた他の婦人たちであった。
婦人たちはこれらのことを使徒たちに話した。
新共同訳聖書
昨年より早い今年のイースター。教会の花壇には、クリスマスローズが満開です。
◆40日間の大斎節を終えて待ち望んだイースターを迎えることになりました。共に祝いましょう!
◆本日の福音書では、女性たちが墓に行くとイエスを見つけることが出来ません。「なぜ生きておられる方を死者の中に探すのか」と告げられます。天の使いはイエスを死んだ者と決めつけた彼女たちの思い違いを指摘するのです。彼女たちがイエスの言葉を思い出したときに墓から帰った弟子たちにこの出来事を知らせる者になります。イエスの復活を信じる者がイエスの復活を知らせる者へと招かれます。それが教会となってきたのです。教会は語る者の共同体なのです。イースターおめでとうございます!
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦
昨年まで、教会建物内に設置していたイースター・ガーデンを今年は教会の入り口に作りました。教会の前を通る人たちと、主のご復活の喜びを分かち合いたいと思います。
主のご復活を、春の草花も喜び祝っているようです。
傍らの、マーガレットの花の鉢に立てられた小十字架は先主日のルカ福音書23章42-43節を思い出させます。
「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」