聖書日課 牧師メッセージ 佐々木康一郎 聖職候補生 執事按手式
イエス、七人の弟子に現れる
1その後、イエスはティベリアス湖畔で、また弟子たちに御自身を現された。その次第はこうである。2シモン・ペトロ、ディディモと呼ばれるトマス、ガリラヤのカナ出身のナタナエル、ゼベダイの子たち、それに、ほかの二人の弟子が一緒にいた。
3シモン・ペトロが、「わたしは漁に行く」と言うと、彼らは、「わたしたちも一緒に行こう」と言った。
彼らは出て行って、舟に乗り込んだ。しかし、その夜は何もとれなかった。
4既に夜が明けたころ、イエスが岸に立っておられた。だが、弟子たちは、それがイエスだとは分からなかった。
5イエスが、「子たちよ、何か食べる物があるか」と言われると、彼らは、「ありません」と答えた。
6イエスは言われた。「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。」そこで、網を打ってみると、魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかった。
7イエスの愛しておられたあの弟子がペトロに、「主だ」と言った。シモン・ペトロは「主だ」と聞くと、裸同然だったので、上着をまとって湖に飛び込んだ。
8ほかの弟子たちは魚のかかった網を引いて、舟で戻って来た。
陸から二百ペキスばかりしか離れていなかったのである。
9さて、陸に上がってみると、炭火がおこしてあった。その上に魚がのせてあり、パンもあった。
10イエスが、「今とった魚を何匹か持って来なさい」と言われた。
11シモン・ペトロが舟に乗り込んで網を陸に引き上げると、百五十三匹もの大きな魚でいっぱいであった。それほど多くとれたのに、網は破れていなかった。
12イエスは、「さあ、来て、朝の食事をしなさい」と言われた。
弟子たちはだれも、「あなたはどなたですか」と問いただそうとはしなかった。
主であることを知っていたからである。
13イエスは来て、パンを取って弟子たちに与えられた。
魚も同じようにされた。
14イエスが死者の中から復活した後、弟子たちに現れたのは、これでもう三度目である。
新共同訳聖書
昨年道路との境界に植えた木香薔薇が咲き出しました。
◆今日の福音書のポイトはどこにあるだろうか。イエスが差し出す食事であることは疑いがない。しかも7人の弟子に顕された。7はイエスの弟子の共同体、教会を表すシンボリックな数字でもある。弟子の食べ物はイエスの愛であり、体と心を燃え立たせるのです。
◆聖餐式はイエスの身体と血をいただく大事な礼拝です。聖餐によってわたしたちも神様からの愛をいただき、神様の御用のために派遣されるのです。
◆4月16~23日に第2回世界聖公会平和協議会が沖縄で開催されます。前田司祭は実行委員としてこの会に参加します。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦
◆東北教区 弘前昇天教会の佐々木康一郎さん(聖職候補生)が4月20日(土)に按手を受け、執事に叙任されます。康一郎さんは、姉妹教会の大館聖パウロ教会出身で、神学生時代は、毎主日私たちの教会で、礼拝や諸活動を支えてくれました。日曜学校生徒・スタッフや青年たちと、とても良い交わりをもち、皆から親しまれ、今でも慕われています。大館聖パウロ教会との交流を根付かせる上でも、彼の存在は大きかったと思います。私たちの教会から9人の信徒が、この執事按手式に弘前昇天教会を訪問する予定です。家庭聖餐セットを教会からプレゼントします。聖職者として、「神様の御用のために派遣される」康一郎さんの上に、聖霊の豊かな働きと、導きが与えられますように。