日本聖公会 聖マーガレット教会
〒167-0054 東京都 杉並区 松庵1-12-29
TEL 03-3334-2812
1エッサイの株からひとつの芽が萌えいで
その根からひとつの若枝が育ち
2その上に主の霊がとどまる。
知恵と識別の霊
思慮と勇気の霊
主を知り、畏れ敬う霊。
3彼は主を畏れ敬う霊によって満たされる。
目に見えるところによって裁きを行わず
耳にするところによって弁護することはない。
4弱い人のために正当な裁きを行い
この地の貧しい人を公平に弁護する。
その口の鞭を持って地を打ち
唇の勢いをもって逆らう者を死に至らせる。
5正義をその腰の帯とし
真実をその身に帯びる。
6狼は子羊をと共に宿り
豹は子山羊と共に伏す。
子牛は若獅子と共に育ち
小さい子共がそれらを導く。
7牛も熊も共に草をはみ
その子らは共に伏し
獅子も牛もひとしく干し草を喰らう。
8乳飲み子は毒蛇の穴に戯れ
幼子は蝮の巣に手を入れる。
9わたしの聖なる山においては
何ものも害を加えず、滅ぼすこともない。
水が海を覆っているように
大地は主を知る知識で満たされる。
10その日が来れば
エッサイの根は
すべての民の旗印として立てられ
国々はそれを求めて集う。
そのとどまるところは栄光に輝く。
1そのころ、洗礼者ヨハネが現れて、ユダヤの荒れ野で宣べ伝え、2「悔い改めよ。
天の国は近づいた」と言った。
3これは預言者イザヤによってこう言われている人である。
「荒れ野で叫ぶ者の声がする。
『主の道を整え、
その道筋をまっすぐにせよ。』」
4ヨハネは、らくだの毛衣を着、腰に革の帯を締め、いなごと野蜜を食べ物としていた。 5そこで、エルサレムとユダヤ全土から、また、ヨルダン川沿いの地方一帯から、人々がヨハネのもとに来て、6罪を告白し、ヨルダン川で彼から洗礼を受けた。
7ヨハネは、ファリサイ派やサドカイ派の人々が大勢、洗礼を受けに来たのを見て、こう言った。「蝮の子らよ、差し迫った神の怒りを免れると、だれが教えたのか。 8悔い改めにふさわしい実を結べ。 9『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな。 言っておくが、神はこんな石からでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。 10斧は既に木の根元に置かれている。 良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる。 11わたしは、悔い改めに導くために、あなたたちに水で洗礼を授けているが、わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる。 12そして、手に箕を持って、脱穀場を隅々まできれいにし、麦を集めて倉に入れ、殻を消えることのない火で焼き払われる。」
新共同訳聖書
降臨節第二主日、アドベント・クランツの2本目のロウソクにも火がともされました。次主日の第三主日はローズサンデー。薔薇色のロウソクのが用意されています
◆降臨節第2主日は「聖書の日」と言われています。
8日午後、立教女学院高校ハンドベルクワイヤーによるチャリティーコンサートが開催されました。200人ほどの方が来場され、聖堂に響き渡る美しいベルの音に楽しいひと時を持ちました。後半には降臨節にふさわしく、クリスマスソングが演奏されました。写真は、演奏を終えて祭壇前のテーブルに並べられたハンドベル。種類の多さ、ずっしりとしたその重さにみんなビックリ。
◆本日の旧約は理想の王(メシア)の到来と成就する絶対平和が語られます。福音書は「良い実を結ばない木はみな、切り倒されて火に投げ込まれる」と恐ろしいことが書いてあります。今日の使徒書が「あなた方も互いに相手を受け入れなさい。」と異邦人も受け入れるように記しています。このところは神と人間の関係を明らかにしています。聖書を通して人に忍耐と慰めを学ばせて、希望を与えてくれます。それに対して賛美の声を私たちはあげるのです。
◆14時から立教女学院ハンドベルクワイヤーによる第13回「東日本大震災被災者支援チャリティーコンサート」が開かれました。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦