日本聖公会 聖マーガレット教会
〒167-0054 東京都 杉並区 松庵1-12-29
TEL 03-3334-2812
神殿の崩壊を予告する
5ある人たちが、神殿が見事な石と奉納物で飾られていることを話していると、イエスは言われた。
6「あなたがたはこれらの物に見とれているが、一つの石も崩されずに他の石の上に残ることのない日が来る」
終末の徴
7そこで、彼らはイエスに尋ねた。「先生、では、そのことはいつ起こるのですか。また、そのことが起こるときには、どんな徴があるのですか。」
8イエスは言われた。「惑わされないように気をつけなさい。わたしの名を名乗る者が大勢現れ、『わたしがそれだ』とか、『時が近づいた』とか言うが、ついて行ってはならない。
9戦争とか暴動のことを聞いても、おびえてはならない。こういうことがまず起こるに決まっているが、世の終わりはすぐには来ないからである。」
10そして更に、言われた。「民は民に、国は国に敵対して立ち上がる。
11そして、大きな地震があり、方々に飢饉や疫病が起こり、恐ろしい現象や著しい徴が天に現れる。
12しかし、これらのことがすべて起こる前に、人々はあなたがたに手を下して迫害し、会堂や牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。
13それはあなたがたにとって証しをする機会となる。
14だから、前もって弁明に準備をするまいと、心に決めなさい。
15どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。
16あなたがたは親、兄弟、親族、友人にまで裏切られる。
中には殺される者もいる。
17また、わたしの名のために、あなたがたはすべての人に憎まれる。
18しかし、あなたがたの髪の毛の一本も決してなくならない。
19忍耐によって、あなたがたは命をかち取りなさい。」
新共同訳聖書
11月17日、立教女学院聖マーガレット礼拝堂との合同礼拝。大畑 喜道 東京教区主教の巡回日となったこの日、3人の方が堅信受領されました。
◆今日の福音書は「惑わされるな」と語ります。緊急の事態を迎えるとき、「腹をきめておきなさい」とイエスは語ります。あたふたと対応しようとすることを戒めているのです。
この言葉を心に刻みたいものです。
◆本日(17日)は主教巡回日で、午前10時半から聖マーガレット礼拝堂において、立教女学院聖マーガレット礼拝堂との合同礼拝が行われました。合同礼拝の中で堅信式が行われ、3人の方が堅信受領されました。
マーガレット会でお話される福澤道夫司祭
◆昼食後のマーガレット会では、お元気になられた福澤道夫司祭がお話をされました。ご病気で療養中に、「死は必然だが、生まれることは偶然。偶然なるが故に、この与えられた生命をどうやって肉体の死まで、大切に生きるのか」と考えられたそうです。そのような意味を込めて、聖書の読み方について、話しを進めてくださいました。また、イエスさまについて学ぶためには、旧約聖書の大切なことを説明されました。お話の中で、目的を持って生きることは重要で、療養中は今日のマーガレット会で話をすることを目標にしてこられたとのこと。次の目標は、クリスマスの礼拝のお手伝いしてくださることだそうで、大変楽しみです。先生は最後に「聖書を読むときは、物語を作ってみてください。道徳や倫理の教科書のように読むのではなく、実際の生活の中で起きうることとして、物語風に聖書を読んでみてください。そして、その物語に涙を流してください。」と印象的な言葉を残されてお話をまとめられました。
◆来週24日(日)は降臨節前主日。収穫感謝礼拝をいたしますので、野菜果物をおささげください。また代祷の中で外装工事竣工感謝の祈りをささげます。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦