49「わたしが来たのは、地上に火を投ずるためである。
その火が既に燃えていたらと、どんなに願っていることか。
50しかし、わたしに受けねばならない洗礼がある。
それが終わるまで、わたしはどんなに苦しむことだろう。
51あなたがたは、わたしが地上に平和をもたらすために来たと思うのか。そうではない。
言っておくが、むしろ分裂だ。
52今から後、一つの家に五人いるならば、三人は二人と、二人は三人と対立して分かれるからである。
53父は子と、子は父と、
母は娘と、娘は母と、
しゅうとめは嫁と、嫁はしゅうとめと、
対立して分かれる。」
54イエスはまた群衆にも言われた。「あなたがたは、雲が西に出るのを見るとすぐに、『にわか雨になる』と言う。 実際そのとおりになる。 55また、南風が吹いているのを見ると、『暑くなる』と言う。 事実そうなる。 56偽善者よ、このように空や地の模様を見分けることは知っているのに、どうして今の時を見分けることを知らないのか。」
新共同訳聖書
教会入り口に置かれた鉢にホテイアオイが緑の葉を広げています。根本をメダカが元気に泳ぎます。
◆今日の福音書は「地上に火を放つために、来た」という言葉があり、ドッキリさせられます。
イエスの教えは神に向かう教えですが、自分たちのほうが正しいとしてイエスとは反対の道を歩む人が多いので、分裂がもたらされるのですが、イエスは分裂を恐れず、イエスの側に立つようにと促しています。違いを恐れて分裂を避ける傾向になりがちですが、イエスの使信を信じるのかどうかが問われてるのではないでしょうか。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦