復活節第5主日 2012年5月6日(日)

 

ヨハネによる福音書 14:15-21


15「あなたがたは、わたしを(あい)しているならば、わたしの(おきて)(まも)る。 16わたしは(ちち)にお(ねが)いしよう。 (ちち)(べつ)弁護者(べんごしゃ)(つか)わして、永遠(えいえん)にあなたがたと一緒(いっしょ)にいるようにしてくださる。 17この(かた)は、心理(しんり)(れい)である。 ()は、この(れい)()ようとも()ろうともしないので、()()れることができない。しかし、あなたがたはこの(れい)()っている。この(れい)があなたがたと(とも)におり、これからも、あなたがたの(うち)にいるからである。 18わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに(もど)って()る。 19しばらくすると、()はもうわたしを()なくなるが、あなたがたはわたしを()る。わたしが()きているので、あなたがたも()きることになる。 20かの()には、わたしが(ちち)(うち)におり、あなたがたがわたしの(うち)におり、わたしもあなたがたの(うち)にいることが、あなたがたに()かる。 21わたしの(おきて)()()れ、それを(まも)(ひと)は、わたしを(あい)する(もの)である。わたしを(あい)する(ひと)は、(わたし)(ちち)(あい)される。わたしもその(ひと)(あい)して、その(ひと)にわたし自身(じしん)(あらわ)す。」

新共同訳聖書


牧師コーナー

ハナミズキ

本日の福音書はイエスの告別説教です。イエスが父の元に帰ることを知る弟子は自分たちが孤立することの恐ろしさを抱いています。イエスがいないという状況で「この世」でどう生きるのか、わからなくなっています。そこで、イエスは励ましの言葉を送ります。それは「別の弁護者」を派遣する約束とイエスが再来するという約束を与えています。前半の約束は「助けぬし」(聖霊)の到来であり、後半のテーマは「わたし」(イエス)の到来です。この2つのテーマの共通目的は弟子を「みなしご」にしないということです。弟子たちはイエスの戦いを受け継ぎ、この世と戦わなければなりません。弟子たちが戦い続けるため「助け主」(聖霊)が送られ、イエスがやってくるのです。イエスの弟子であるわたしたちにも同様の約束が与えられているのです。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)


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