復活節第4主日 2012年4月29日(日)

 

ヨハネによる福音書 10:11-16


 11わたしは()羊飼(ひつじか)いである。()羊飼(ひつじか)いは(ひつじ)のために(いのち)()てる。12羊飼(ひつじか)いでなく、自分(じぶん)(ひつじ)()たない(やと)(にん)は、(おおかみ)()るのを()ると、(ひつじ)()()りにして()げる。-(おおかみ)(ひつじ)(うば)い、また()()らす。-13(かれ)(やと)(にん)で、(ひつじ)のことを(こころ)にかけていないからである。14わたしは()羊飼(ひつじか)いである。わたしは自分(じぶん)(ひつじ)()っており、(ひつじ)もわたしを()っている。15それは、(ちち)がわたしを()っておられ、わたしが(ちち)()っているのと(おな)じである。わたしは(ひつじ)のために(いのち)()てる。16わたしには、この(かこ)いに(はい)っていないほかの(ひつじ)もいる、その(ひつじ)をも(みちび)かなければならない。その(ひつじ)もわたしの(こえ)()()ける。こうして、(ひつじ)一人(ひとり)羊飼(ひつじか)いに(みちび)かれ、一つの()れになる。

新共同訳聖書


牧師コーナー

ハナミズキ

本日の福音書は「羊と羊飼い-良い羊飼い」がテーマになっています。ユダヤでは羊と羊飼いの姿は日常の姿で、いつでも見ることが出来たでしょう。羊飼いが羊のありとあらゆる姿と状態を知り尽くして飼うのは当然のことであったのです。この(たとえ)は「イエスとわたしたち」と置き換えることが出来るでしょう。良い羊飼いの(たとえ)はイエスがどれほど私たちを愛していたかを示す言葉として「わたしは本物の羊飼いである。本物の羊飼いは羊たちのために身を投げ出す。」と語ります。十字架の上にご自身を差し出すほどにご自身を投げ出してくださったところに本物の羊飼いの姿があるのです。わたしたちはどのようにイエス様のあとを追うことができるのか心の内を辿りたいものです。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)


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