日本聖公会 東京教区
〒167-0054
東京都 杉並区
松庵1-12-29
TEL 03-3334-2812
日本聖公会では、主日*、あるいは祝日に司祭が不在であっても、会衆が聖書の「み言葉」を中心に共に祈り、感謝と賛美の豊かな礼拝を献げることができるように、「み言葉の礼拝」と名付けた式文を用意しています。この式文に従って、執事や信徒の奉仕者が「み言葉の礼拝」と呼ばれる礼拝を献げます。
*キリスト教では、イエス・キリストの復活された日曜日を「主イエス・キリストの日」という意味で「主日」と呼びます。
◆み言葉の礼拝は「ともに集まる」「ともに聞く」「ともに祈る」「主とともに行く」の4つの部分からなり、各部分には多くの選択肢が用意されていて、教会の伝統や教会暦、その日の礼拝の主題等に応じて、多様な礼拝をお献げすることが可能です。
◆わたしたちの教会も、牧師が他教会の管理や休暇、教区のはたらきのため主日に不在となる際に、み言葉の礼拝をお献げしています。最近は主に毎月第3日曜日の7時半からの礼拝が「み言葉の礼拝」となっています。
◆この日以外の主日の7時半と11時およびキリスト教の祝日には、牧師あるいは他の司祭の司式・説教で聖餐式が献げられます。わたしたちの教会の"今"はマーガレット・ナウのサイトで紹介していますので、是非こちらもお訪ねください。
「み言葉の礼拝」では、聖書朗読の後、信徒の奉仕者が「勧話」と呼ばれる話をします。主としてその日の聖書箇所について学んだことや思いを話し、皆と分かち合います。最近の勧話は以下のリストのリンク・サイトに掲載されています。
月日 | 主日 | 勧話聖書箇所 | 章:節 | 担当 |
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2017年 | ||||
8月20日 | 聖霊降臨後第11主日 | マタイによる福音書 | 15:21-28 | 福永 澄 |
2018年 | ||||
8月12日 | 聖霊降臨後第12主日 | ヨハネによる福音書 | 6:37-51 | 福永 澄 |
8月26日 | 聖霊降臨後第14主日 | ヨハネによる福音書 | 6:60-69 | 元津 毅 |
12月16日 | 降臨節第3主日 | ルカによる福音書 | 3:7-18 | 福永 澄 |
2019年 | ||||
1月20日 | 顕現後第2主日 | ヨハネによる福音書 | 2:1-11 | 元津 毅 |
2月17日 | 顕現後第6主日 | ルカによる福音書 | 6:17-21 | 福永 澄 |
5月19日 | 復活節第5主日 | ヨハネによる福音書 | 13:31-35 | 福永 澄 |
6月09日 | 聖霊降臨日 |
使徒言行録 ヨハネによる福音書 |
2:1-11 20:19-23 |
海宝晋一 |
6月16日 | 聖霊降臨後第1主日 三位一体主日 |
ヨハネによる福音書 | 16:5-15 | 元津 毅 |
7月21日 | 聖霊降臨後第6主日 | ルカによる福音書 | 10:38-42 | 福永 澄 |
8月04日 | 聖霊降臨後第8主日 | ルカによる福音書 | 12:13-21 | 福永 澄 |
8月18日 | 聖霊降臨後第10主日 | ルカによる福音書 | 12:49-56 | 元津 毅 |
9月15日 | 聖霊降臨後第14主日 | ルカによる福音書 | 15:1-10 | 福永 澄 |
11月17日 | 聖霊降臨後第23主日 | ルカによる福音書 | 21:5-19 | 元津 毅 |
12月15日 | 降臨節第3主日 | マタイによる福音書 | 11:2-11 | 福永 澄 |
2020年 | ||||
1月19日 | 顕現後後第1主日 | ヨハネによる福音書 | 1:29-41 | 元津 毅 |
聖マーガレット教会の「み言葉の礼拝」を
ご案内します。
◆1階の受付で、その日の礼拝について書かれた週報と聖書日課のプリントを受け取って、2階の聖堂にお集まりください(朝の礼拝では、受付担当者がいないこともありますが、受付テーブルにおいてある、週報と聖書日課をご自由におとりください)。
◆週報にはその日の礼拝の進行や内容、各種の連絡が書かれています。日課には、その日に朗読する聖書のみ言葉やお祈りが書かれています。
◆聖堂の入り口に置いてある聖歌集とみ言葉の礼拝式文をお持ちください。礼拝では、この式文に太字で書かれている部分や会衆と書かれている部分を一緒に読み・唱えてください。
◆分からないことがありましたら、聖マーガレット教会の信徒(名札をつけています)に遠慮なく聞いてください。
礼拝の少し前に聖堂前の鐘が鳴り、続いてパイプ・オルガンの演奏が始まります。着席して、心を静かに、礼拝に備えてください。開始時に鐘が再び鳴ります。
聖歌番号をお伝えしますので、聖歌集を開いて、ご一緒に歌ってください。礼拝の奉仕をする信徒たちが入堂します。
神のみ前にひざまずいて、自らを省み、ともに罪の赦しを祈りましょう
「グロリア」という名でも知られます。冒頭の言葉は、主イエスのご降誕を、天使たちが羊飼いに告げた言葉で、神様の栄光を讃え地上の平和を祈ります。イースター前の大斎節の期間には用いません。
その日の礼拝の主題に基づいて、日本聖公会で定められたお祈りです。配布された日課プリントの1頁目に書かれています。
信徒の代表が聖書を朗読します。
福音書とは、聖マタイ、聖マルコ、聖ルカ、聖ヨハネという4人の聖人(福音記者)によって書かれた、イエス様のご生涯や語られたお話しを記した聖書の4つの書のことです。イエス様は、神様が人々を愛し、いつもともにいて、無条件の恵みにより私たちを救い、真の命を与えてくださることを、ご自身のこの世での御生涯と死と復活をとおして、私たちに告げ知らせました。この善き知らせを福音と呼び、イエス様の言行録であるこれら4つの書は、福音書と呼ばれます。新約聖書の最初に置かれています。
信徒の奉仕者が勧話と呼ばれるメッセージ送ります。または当日のみ言葉を皆で分かち合います。
古くから用いられているキリスト教の信仰告白です。キリスト者および教会の信仰がまとめられています。
この挨拶によって、礼拝に集う人々の交わりを深め、もし不和な人がいるならその人と和解し、教会が一つの共同体であることを確認します。
司式者が「主の平和が皆さんとともに」と言ったら、皆と一緒に「また、あなたとともに」と言ってください。司式者が「平和の挨拶をかわしましょう」と言いますので、お互いに「主の平和」といって挨拶や握手を交わしてください。できるだけ多くの人々と握手しましょう。
私たちが労働等によって得た収入は、実は神様から頂いた恵みです。私たちは神様によって生かされ、さまざまな能力を贈り物として頂いています。そのことに感謝し、献金(信施)を献げます。集められた信施は祭壇に置かれ、私たち自身とともに神様に献げられます。そして、神様が望まれるはたらきに用いていただきます。
聖歌が始まり、献金袋が回ってきますので、献金にご協力をお願い致します。金額は自由です。
隣人や世界のために以下の5つに分けてともに祈ります。
1.世界のアングリカン・コミュニオン(英国国教会から世界中に広がった諸教会のゆるやかな連合体)のために
2.世界の国々と人々のために
3.自教会や家族、友人、身近な人々のために
4.痛み・悩み・悲しむ人々のために
5.世を去った人々の記念として
隣人や世界のために、信徒の代表者とともに祈ります。週報の3ページ目にその日、どのような人々やはたらきのために祈るかが書かれています。
ひざまずいて、主イエス・キリストが教えてくださった祈りを皆で唱え、または歌います。
日本聖公会/ローマ・カトリック教会/日本福音ルーテル教会の共通口語訳を用います。
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン
司式者 ハレルヤ、主とともに行きましょう
会衆 ハレルヤ、主のみ名によって アーメン
み言葉の礼拝については、日本聖公会のサイトhttp://nskk.org/province/liturgy/mikotoba/に説明がありますので、ご関心のある方は是非お訪ねください。
また「み言葉の礼拝」の式文は以下のページからダウンロードすることができます。
https://sites.google.com/site/nskkliturgy /mikotoba_download