聖霊降臨後第19主日 2012年10月7日(日)

 

マルコによる福音書 10:2-9


2ファリサイ()人々(ひとびと)近寄(ちかよ)って、「(おっと)(つま)離縁(りえん)することは、律法(りっぽう)(かな)っているでしょうか」と(たず)ねた。イエスを(ため)そうとしたのである。 3イエスは、「モーセはあなたたちに(なん)(めい)じたか」と()(かえ)された。 4(かれ)らは、「モーセは、離縁状(りえんじょう)()いて離縁(りえん)することを(ゆる)しました」と()った。 5イエスは()われた、「あなたたちの(こころ)頑固(がんこ)なので、このような(おきて)をモーセは()いたのだ。 6しかし、天地(てんち)創造(そうぞう)(はじ)めから、(かみ)(ひと)(おとこ)(おんな)とにお(つく)りになった。 7それゆえ、(ひと)父母(ふぼ)(はな)れてその(つま)(むす)ばれ、8二人(ふたり)一体(いったい)となる。だから二人(ふたり)はもはや別々(べつべつ)ではなく、一体(いったい)である。 9(したが)って、(かみ)(むす)()わせてくださったものを、(ひと)(はな)してはならない。」

新共同訳聖書


牧師コーナー

教会の花:ミズヒキ
教会花壇のミズヒキ

本日の福音書は離婚と結婚についての考え方が出ています。モーセが離縁を認めたのは男の身勝手から女性を守るためでありました。男が離縁状を書けば離縁となるのですが、離縁状を書かなければ女性は辛い立場に置かれたままです。離縁によって女性を助けることが目的であったのでしょう。イエスは創造の初めに戻って神が男の助けとなる相方を創ったのは助手としての相方ではなく、パートナーとしての女性の創造であることを教えているのです。掟は人を縛り付けるためではなく、むしろ神の招きであることを意味します。「神が合わせられた者を人は離してはならい」という聖婚式文は招きの言葉として受け止めることが大切なのです。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)


end of summer

牧師コーナー
  • 最新のメッセージ
  • 2012年11月
  • 降臨節前主日
  • 聖霊降臨後第25主日
  • 聖霊降臨後第24主日
  • 聖霊降臨後第23主日
  •   10月
  • 聖霊降臨後第22主日
  • 聖霊降臨後第21主日
  • 聖霊降臨後第20主日
  • 聖霊降臨後第19主日
  •   9月
  • 聖霊降臨後18-14主日
  •   8月
  • 聖霊降臨後10-13主日
  •   7月
  • 聖霊降臨後第5-9主日
  •   6月
  • 聖霊降臨後第1-4主日
  •   5月
  • 聖霊降臨日
  • 復活節第5-7主日
  •   4月
  • 復活節第2-4主日

  • 招宴巻頭言
  • 招宴最新号
  • 2012年招宴巻頭言

  • 東日本大震災被災者支援
  • チャリティーコンサート