聖霊降臨後第23主日 2012年11月4日(日)

 

マルコによる福音書 12:28 - 34


(もっと)重要(じゅうよう)(おきて)
28(かれ)らの議論(ぎろん)()いていた一人(ひとり)律法(りっぽう)学者(がくしゃ)(すす)()、イエスが立派(りっぱ)にお(こた)えになったのを()て、(たず)ねた。「あらゆる(おきて)のうちで、どれが第一(だいいち)でしょうか。」 29イエスはお(こた)えになった。「第一(だいいち)(おきて)は、これである。『イスラエルよ、()け、わたしたちの(かみ)である(しゅ)は、唯一(ゆいいつ)(しゅ)である。 30(こころ)()くし、精神(せいしん)()くし、(おも)いを()くし、(ちから)()くして、あなたの(かみ)である(しゅ)(あい)しなさい。』 31第二(だいに)(おきて)は、これである。『隣人(りんじん)自分(じぶん)のように(あい)しなさい。』この二つにまさる(おきて)はほかにない。」 32律法(りっぽう)学者(がくしゃ)はイエスに()った。「先生(せんせい)、おっしやるとおりです。『(かみ)唯一(ゆいいつ)である。ほかに(かみ)はない』とおっしやったのは、本当(ほんとう)です。 33そして、『(こころ)()くし、知恵(ちえ)()くし、(ちから)()くして(かみ)(あい)し、また隣人(りんじん)自分(じぶん)のように(あい)する』ということは、どんな()()くす(ささ)(もの)やいけにえよりも(すぐ)れています。」 34イエスは律法(りっぽう)学者(がくしゃ)適切(てきせつ)(こた)えをしたのを()て、「あなたは、(かみ)(くに)から(とお)くない」と()われた。もはや、あえて質問(しつもん)する(もの)はなかった。

新共同訳聖書


牧師コーナー

教会の花

今週の福音書は律法学者が「あらゆる掟のうちでどれが第一でしょうか」と問います。本田哲郎神父の翻訳を見ますと、「第一はこれである。わたしたちの神、主は、唯一の主である。心のそこから自分のすべてをかけ、判断力を駆使して、力のかぎり、あなたの神、主を大切にせよ。第二はこれである。あなたの隣人を、自分自身のように大切にせよ。」とあります。この翻訳を見て、神を大切にするということは人間に委ねられていることで、「『判断力を駆使』することが求められている」というのは一人一人の存在を本当に大事にしてくれているのだと思います。神さまに委ねるというのは自分で考えることを放棄することではないのです。

牧師 司祭 バルナバ 前田(まえだ) 良彦(よしひこ)


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