日本聖公会 聖マーガレット教会
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イエスの姿が変わる
1六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。
2イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。
3見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。
4ペトロが口をはさんでイエスに言った。「主よ、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。お望みでしたら、わたしがここに仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのため、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」
5ペトロがこう話しているうちに、光り輝く雲が彼らを覆った。すると、「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。
6弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。
7イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。「起きなさい。
恐れることはない。」
8彼らが顔を上げて見ると、イエスのほかにはだれもいなかった。
9一同が山を下りるとき、イエスは、「人の子が死者の中から復活するまで、今見たことをだれにも話してはならない」と弟子たちに命じられた。
新共同訳聖書
◆今週の福音書はモーセとエリヤとイエスが話し合う姿が出てきます。
教会入口の花水木は、イースターを待つように、今年も花芽を沢山つけました。
イエスは変容するのですが、ペテロは3人のために仮小屋を建てようとします。モーセとエリヤとイエスを同列にしています。しかしイエスは旧約聖書を成就するメシアなのです。神は「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」と言われます。変容はイエスが神の子であることを明らかにし、山を降りて宣教に向かう弟子たちを励ます出来事なのです。その宣教に向かうべきことを「正義と平和協議会便り」に香山洋人司祭が明確に述べています。どうぞお読みになってください。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦