日本聖公会 聖マーガレット教会
〒167-0054 東京都 杉並区 松庵1-12-29
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復讐してはならない
38「あなたがたも聞いているとおり、『目には目を、歯には歯を』と命じられている。
39しかし、わたしは言っておく。
悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい。
40あなたを訴えて下着を取ろうとする者には、上着をも取らせなさい。
41だれかが、一ミリオン行くように強いるなら、一緒にニミリオン行きなさい。
42求める者には与えなさい。あなたから借りようとする者に、背を向けてはならない。」
敵を愛しなさい
43「あなたがたも聞いているとおり、『隣人を愛し、敵を憎め』と命じられている。
44しかし、わたしは言っておく。
敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。
45あなたがたの天の父の子となるためである。
父は悪人にも善人にも太陽を昇らせ、正しい者にも正しくない者にも雨を降らせてくださるからである。
46自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな報いがあろうか。
徴税人でも、同じことをしているではないか。
47自分の兄弟にだけ挨拶したところで、どんな優れたことをしたことになろうか。
異邦人でさえ、同じことをしているではないか。
48だから、あなたがたの天の父が完全であられるように、あなたがたも完全な者となりなさい。」
新共同訳聖書
◆今週の特祷は「愛がなければどのような行いも益がなく」と始まります。旧約聖書のレビ記はモーセの十戒に基づいて聖なる者となるための道を教えています。
ヒアシンスの芽が大きくなってきました
使徒書では、コリントの信徒にパウロが、人間の知恵を誇るのではなく、「主を誇る」ようにと諭しています。そして福音書では、「手向かうな」と教えます。これは「反対しない」ということで悪人と同じ方向を向くなとなります。「反対せず、それを受け、共に行く」ことによって悪を終わらせ、和解する道が開けることをイエスは教えているのです。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦
パレスチナ人とイスラエル人入植地とを隔てる壁
◆昼食後「エルサレム報告会」と題して、昨年のシリア情勢が悪化する中でも行われた「新しい聖地旅行」の報告会ありました。2004年以来続けられてきたエルサレム教区協働委員会の働きは昨年末に終了することになりましたが、同委員会が長年続けられた活動や、この「新しい聖地旅行」への多数の参加者の目を通して、聖地のキリスト者との連帯の大切さを教えてくれました。