日本聖公会 聖マーガレット教会
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29その翌日、ヨハネ、自分の方へイエスが来られるのを見ていった。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。
30『わたしの後から一人の人が来られる。その方はわたしにまさる。わたしよりも先におられたからである。』とわたしが言ったのは、この方のことである。
31わたしはこの方を知らなかった。しかし、この方がイスラエルに現れるために、わたしは、水で洗礼を授けに来た。」
32そしてヨハネは証しした。「わたしは、”霊”が鳩のように天から降って、この方の上にとどまるのを見た。
33わたしはこの方を知らなかった。しかし、水で洗礼を授けるためにわたしをお遣わしになった方が、『"霊”が降って、ある人にとどまるのを見たら、その人が、聖霊によって洗礼を授ける人である』とわたしに言われた。
34わたしはそれを見た。だから、この方こそ神の子であると証ししたのである。」
35その翌日、また、ヨハネは二人の弟子と一緒にいた。 36そして、歩いておられるイエスを見つめて、「見よ、神の小羊だ」と言った。 37二人の弟子はそれを聞いて、イエスに従った。 38イエスは振り返り、彼らが従って来るのを見て、「何を求めているのか」と言われた。 彼らが、「ラビ----『先生』と言う意味----どこに泊まっておられるのですか」と言うと、39イエスは、「来なさい。そうすれば分かる」と言われた。そこで、彼らはついて行って、どこにイエスが泊まっておられるかを見た。 そしてその日は、イエスのもとに泊まった。 午後四時ごろのことである。 40ヨハネの言葉を聞いて、イエスに従った二人のうちの一人は、シモン・ペトロの兄弟アンデレであった。 41彼は、まず自分の兄弟シモンに会って、「わたしたちはメシア----『油を注がれた者』という意味----に出会った」と言った。
新共同訳聖書
礼拝堂入口でもえたつようなシクラメンが出迎えてくれます。
◆顕現節はイエスさまのことが段々と顕にされていきます。本日の福音書では洗礼者ヨハネが自分の弟子たちにイエスさまの正体をあかし、宣言するエピソードです。世の罪を除く神の子としてイエスの本性を弟子たちに示します。弟子たちは、洗礼者ヨハネによって教えられ、導かれて、イエスのあとについていき、最期にはイエスの弟子となります。洗礼者ヨハネは準備の人でした。イエスに導く人です。出会う準備をする人でした。教会もまたイエスに出会うように求められているのでしょう。私たちもまた、出会いの備えが出来るように生きたいものです。
牧師 司祭 バルナバ 前田 良彦