2021年6月20日
聖霊降臨後第4主日 特定7
自宅での礼拝
本日は聖霊降臨後第四主日です。礼拝・祈りを、それぞれの場所でお献げください。
日本聖公会の「み言葉の礼拝」式文に基づいて
東京教区で編集した、「一人、または少人数で行う『み言葉の礼拝』」式文を、本日の聖書日課とともに掲載いたします。
◆本日から沖縄週間が始まります。6/20(日)~6/26(土)。代祷のなかで、沖縄週間の祈りをお献げし、「過ちを繰り返しません」との思いを新たにし、平和を希求し続けて行きましょう。
日本聖公会沖縄教区では本日(6/20) 15時から慰霊の日礼拝のライブ配信を予定しています。
◆祈りの助けとなるように(聖歌423番「沖縄の磯に」と(聖歌487番「重荷背負う人に」を準備しました。ご一緒に歌ってください。聖歌423番は沖縄週間のために、聖マーガレット教会チャンネルの「音楽の贈りもの」から、聖歌487番は本年大斎節の十字架の道行きの第8留からのものです。
◆牧師が主日のために制作した「朝の祈り」の動画をYouTubeの聖マーガレット教会チャンネルよりご覧いただけます。日曜日の午前8時以降視聴が可能となります。
一人、または少人数で行う『み言葉の礼拝』
一人でこの式文を用いる場合には、すべての部分を一人で唱えます。(ただし、世界の教会との 連帯のうちに祈っているしるしとして、黙読ではなく声に出して唱えるとよいでしょう。) 立つ、座る、ひざまずくなど、祈りの場所と状況により、ふさわしい姿勢をおとりください。
特祷
第一朗読:ヨブ記38:1-11,16-18
詩編 107:1-3,23-32
第二朗読:コリントの信徒への手紙二5:14-21
福音書:マルコによる福音書4:35-41
代祷
聖歌487番「重荷背負う人に」
ともに集う
聖歌423番 沖縄の磯に
音量を控えめにしてお聴きください1 沖縄の磯に 十字架を立てて
ともにささえ 祈るとき
海からの風は わたしに語る
多くの命が 失われた地
(おりかえし)
命(ぬち)どぅ宝 小さな命
命こそ宝 豊かな 豊かな命
2 海が血に染まり 望みが奪われ
洞窟の中 絶えゆく命
救いを求めて 叫ぶ声に
主よあなたは どこにおられた
(おりかえし)
3 沖縄の磯に 立てた十字架は
いまも続く 痛みのしるし
けれど十字架は 新しい命
生きぬくことへの はげます言葉
(おりかえし)
詩編28:2 ヨエル2:17 ヨブ30:24-28 ヨハネ11:25
詞 「沖縄の磯に」 作詞 Mary Shigeko Yamano (1942-)
曲 命(ぬち)どぅ宝 作曲 Abraham Gabriel K. Shimoji (1961-)
歌・演奏 テノール:小貫岩夫;ソプラノ:秋吉邦子/坂井美樹;ピアノ:平山晴子
日本聖公会 聖歌集
司式者 初めに、世界が闇であったとき、神は言われた。
「光あれ」
会衆 そして、光があった(創 1:1-3)
司式者 初めに、静けさの中で、言は神とともにあった
会衆 言は、神であった(ヨハネ 1:1)
司式者 神は、その独り子を世にお遣わしになった
会衆 その方によって、わたしたちが生きるようになるためである(Ⅰヨハネ 4:9)
悔い改めの祈り
司式者 神のみ前にひざまずいて、自らを省み、ともに罪の赦しを祈りましょう
しばらく自らを省みた後、以下の祈りを唱える。
一同 憐れみ深い神よ、わたしたちは、してはならないことをし、しなければならないことをせず、思いと、言葉と、行いによって、あなたと隣り人に対して多くの罪を犯しています。どうか罪深いわたしたちをお赦しください。新しい命に歩み、み心に従い、み栄えを現すことができますように、救い主イエス・キリストによってお願いいたします アーメン
続いて次を歌いまたは唱える。
大栄光の歌
いと高きところには神に栄光、地にはみ心にかなう人びとに平和がありますように。 全能の父、天の王、主なる神よ、主を拝み、主に感謝し、主の栄光をほめたたえます。 父の独り子・主イエス・キリスト、世の罪を除く神の小羊・主なる神よ、わたしたちに憐れみをお与えください。父の右に座しておられる主よ、わたしたちの祈りを受け入れてください。 イエス・キリストよ、主のみ聖、主のみ王、主のみ聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに、最も高くおられます ア-メン
日本聖公会 祈祷書
はじめに戻る特祷
ここで当日の特祷を用いる。
司式者 主は皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 祈りましょう
特祷 特定 7
すべてのよい賜物を造り、これを与えてくださる力ある神よ、み名を愛する愛をわたしたちの心に植え、まことの信仰を増し加え、すべての善をもって養い、み恵みのうちにこれを保たせてください。主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン
日本聖公会 祈祷書
ともに聞く
司式者 聖書のみ言葉を聞きましょう
第一朗読
ヨブ記38:1-11,16-18
1主は嵐の中からヨブに答えて仰せになった。
2これは何者か。
知識もないのに、言葉を重ねて
神の経綸を暗くするとは。
3男らしく、腰に帯をせよ。
わたしはお前に尋ねる、わたしに答えてみよ。
4わたしが大地を据えたとき お前はどこにいたのか。
知っていたというなら 理解していることを言ってみよ。
5誰がその広がりを定めたかを知っているのか。
誰がその上に測り縄を張ったのか。
6基の柱はどこに沈められたのか。
誰が隅の親石を置いたのか。
7そのとき、夜明けの星はこぞって喜び歌い 神の子らは皆、喜びの声をあげた。
8海は二つの扉を押し開いてほとばしり 母の胎から溢れ出た。
9わたしは密雲をその着物とし 濃霧をその産着としてまとわせた。
10しかし、わたしはそれに限界を定め 二つの扉にかんぬきを付け
11「ここまでは来てもよいが越えてはならない。
高ぶる波をここでとどめよ」と命じた。
16お前は海の湧き出るところまで行き着き
深淵の底を行き巡ったことがあるか。
17死の門がお前に姿を見せ
死の闇の門を見たことがあるか。
18お前はまた、大地の広がりを
隅々まで調べたことがあるか。
そのすべてを知っているなら言ってみよ。
詩編 107:1-3, 23-32
1 「主に感謝せよ、主は慈しみ深く‖ その憐れみは永遠」
2 主に贖われた者は叫べ‖ 神は彼らを敵の手から救い出し
3 東と西、北と南の‖ すべての国から集められた
23 沖に向かって船出する者‖ 海を渡って商いする者
24 彼らは大海原で主のみ業と‖ 不思議なみ業とを見た
25 神が命じられるとあらしが起こり‖ 波を高く上げた
26 船は天まで上がり、淵まで下り‖ 彼らは生きた心地もしなかった
27 酔った人のようによろめき‖ なすすべも知らなかった
28 彼らが苦しみの中から主に助けを求めると‖ 神は悩みから彼らを救い出された
29 あらしは鎮められ‖ 海はなぎとなった
30 神は彼らを目ざす港に導かれ‖ 彼らは静かな海を楽しんだ
31 人の子らよ、主の慈しみと‖ その不思議なみ業のゆえに、主に感謝せよ
32 民の集いで神をあがめ‖ 長老たちの集まりで神をたたえよ
日本聖公会 祈祷書第二朗読
コリントの信徒への手紙二5:14-21
14なぜなら、キリストの愛がわたしたちを駆り立てているからです。わたしたちはこう考えます。すなわち、一人の方がすべての人のために死んでくださった以上、すべての人も死んだことになります。15その一人の方はすべての人のために死んでくださった。その目的は、生きている人たちが、もはや自分自身のために生きるのではなく、自分たちのために死んで復活してくださった方のために生きることなのです。16それで、わたしたちは、今後だれをも肉に従って知ろうとはしません。肉に従ってキリストを知っていたとしても、今はもうそのように知ろうとはしません。17だから、キリストと結ばれる人はだれでも、新しく創造された者なのです。古いものは過ぎ去り、新しいものが生じた。18これらはすべて神から出ることであって、神は、キリストを通してわたしたちを御自分と和解させ、また、和解のために奉仕する任務をわたしたちにお授けになりました。19つまり、神はキリストによって世を御自分と和解させ、人々の罪の責任を問うことなく、和解の言葉をわたしたちにゆだねられたのです。20ですから、神がわたしたちを通して勧めておられるので、わたしたちはキリストの使者の務めを果たしています。キリストに代わってお願いします。神と和解させていただきなさい。21罪と何のかかわりもない方を、神はわたしたちのために罪となさいました。わたしたちはその方によって神の義を得ることができたのです。
日本聖書協会 新共同訳聖書福音書
マルコによる福音書4:35-41
35その日の夕方になって、イエスは、「向こう岸に渡ろう」と弟子たちに言われた。36そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。37激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。38しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。39イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。40イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」41弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。
日本聖書協会 新共同訳聖書
み言葉の分かち合い
本日のみ言葉をふりかえります
使徒信経
わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。 また、その独り子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。主は聖霊によって宿り、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみに降り、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇られました。そして全能の父である神の右に座しておられます。そこから主は生きている人と死んだ人とを審くために来られます。 また、聖霊を信じます。聖なる公会、聖徒の交わり、罪の赦し、体のよみがえり、永遠の命を信じます アーメン
司式者 主の平和が皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 平和の挨拶を交わしましょう
ともに祈る
代祷
自宅で行う礼拝の代祷は、定型の文によらなくとも、それぞれの節ごとにお名前を挙げたり、代祷項目を挙げたりするだけでも十分です。また、特に祈りたいことがらについては、祈祷書の「諸祈祷・感謝」(p.106~)や短い祈りをこの箇所で捧げてもよいでしょう。
以下は、祈りを唱える形で代祷を行う場合の一つの例です。この例をもとに、適宜改変して用いてくださって構いません。
代祷者 本日から沖縄週間が始まります。沖縄週間の祈りをお献げしましょう。
歴史と生命の主である神よ、私たちを平和の器にしてください。
嘆きと苦しみのただ中にあなたの光を、
敵意と憎しみのただ中にあなたの愛と赦しをお与えください。
わたしたちの出会いを通して悲しみの中に慰めを、痛みの中に癒しを、
疑いの中にあなたへの信仰を、主よ豊かに注ぎ込んでください。
この沖縄週間を通してわたしたちを新たにし、
あなたの示される解放と平和への道を歩む者としてください。
わたしたちの主イエス・キリストのいつくしみによって、
このお祈りをお献げいたします。 アーメン
第46 総会決議第17 号/第64 総会決議第24 号にて継続
代祷者 世界の教会とわたしたちの教区のために祈りましょう。
世界の聖公会では北インド(合同)教会のために祈ります。
祈りのパートナーである東北教区の大館聖パウロ教会の聖職・信徒とそのはたらきのために祈りましょう。
東京教区では東京聖三一教会、教区資料保全委員会、教会建築委員会の聖職・信徒・委員とそのはたらきを覚えて祈ります。
エルサレム教区ではアンマンのアハリヤー女学校のために祈ります。またパレスチナとイスラエル平和のために祈りましょう。紛争により破壊されたガザのライフラインの復旧が速やかに進みますように。両国民の受けた心と体の傷を癒し、憎しみに愛と平和の光を灯してください。
メリーランド教区ではハイランドの聖マルコ教会、ポプラ・スプリングスの聖パウロ教会そしてフェデラルヒルの降臨教会のために祈りましょう。
これらの教会、また世界に広がるすべての教会を覚えて祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 世界の国々の正義と平和のために祈りましょう。
軍事クーデター後、軍による一般市民への暴力・弾圧が続いています。どうか世界の指導者やミャンマー国軍の指導者に、知恵を与え、軍人たちに平常な心を取り戻させ、平和的な解決に導いてください。ミャンマー聖公会のはたらきを強めてください。難民申請者やそのご家族をお守りください。
争い・分裂のうちにある、またそれを引き起こしている国々とその指導者の悔い改めのために
不正義、不平等、人間の尊厳を傷つける搾取、傲慢や強欲、ますます一般化する無関心を私 たちが取り除くことができるように祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 わたしたちの教会と地域 社会のために祈りましょう。
福永 澄 聖職 候補生 の聖公会 神学院での学びと成長、その導きとみ守りのために祈ります。よき学びの時をお与えください。
その他、わたしたちの教会や教友のため
(お誕生日を迎える方や洗礼志願中の方々のお名前をあげてもよい)
教会の置かれた地域社会のため、
自分が属する地域社会のために祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 苦しみや悲しみのうちにある人びとのために祈りましょう。
新型コロナウイルスの感染を抑制するため、どうかわたしたち一人ひとりが自らの行動を律して、少しでも感染拡大を抑えることが出来ますように。ワクチン接種が速やかに希望する多くの人に行われますように。医療従事者や介護にあたる人々を守り・助けてください。
変異コロナウイルス感染に苦しみ経済的にも困窮する世界各地の感染者に十分な医療やワクチンが提供されされますように。患者や医療従事者、介護にあたる家族をお守りください。
東日本大震災被災者とりわけ放射能汚染によって未だ故郷を追われている人々、および世界各地の自然災害による犠牲者と被災者、支援する人々を覚えて祈りましょう。
新型コロナウィルス感染により、家族を亡くされた方、入院あるいは自宅療養中の方のため
仕事をなくされた方、不自由で不安な日々を過ごす人々のため
病気療養中の、わたしたちの教会の兄弟姉妹のため
孤独な人、愛する人を失った人、抑圧・虐待されている人びとのため
家や食べ物がない人、貧困のうちにある人、生活に必要なものが与えられない人びとのため
難民、囚人、また犯罪 被害者のため
事故や過失により傷を負った人びとのため
また他人に傷を負わせた人びとのため
その他、多くの悩み・悲しみ・苦しみのうちにある人びとのために祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 世を去った人びとのために祈りましょう。 (そのほかに、この世を去った方々を覚え、名前を挙げてもよい) 世を去ったすべての人の、あなたの永遠のみ国における平安を祈ります 一同 主よ、お聞きくだい 代祷者 憐れみ深い神よ、あなたは私たちを知り、私たちを愛し、み子をとおして私たちの痛み・苦しみもご存知です。そして、私たちの祈りをお聞きくださいます。私たちが、たとえ、教会に集うことができなくても、いつもあなたとの交わりのうちにあり、喜びをもって仕えることが できますように。み子イエス・キリストのみ名によってお願いいたします。アーメン
主の祈り
司式者 主よ、憐れみをお与えください
会衆 キリストよ、憐れみをお与えください
司式者 主よ、憐れみをお与えください
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン
日本聖公会/ローマ・カトリック教会/日本福音ルーテル教会の共通口語訳
感謝
司式者 ともに祈りましょう
主なる神よ、わたしたちに限りない恵みを与えてくださることを感謝します。どうか、あなたのみ言葉の光でわたしたちの心を照らし導いてください。わたしたちがあなたを賛美し、み言葉に従い、ともに主の愛のうちに生活することができますように。主イエス・キリストのみ名によってお願いいたします アーメン
主とともに行く
司式者 主イエス・キリストの惠み、神の愛、聖霊の交わりが、わたしたちとともにありますように。アーメン (IIコリント 13:13)
聖歌487番
音量を控えめにしてお聴きください1 重荷背負う人に 安らぎ 与える主よ
あなたは 闇に光を放ち
その荷を共に 担われる
2 嘆きいたむ人に 慰め 与える主よ
あなたは 砂漠に花を咲かせ
顔の涙を 拭われる
3 力つきた人に 希望を 与える主よ
あなたは 枯れた谷をうるおし
新たな命 満たされる
4 神の愛のわざを 集まり祝う友よ
もつれた世界を ときほぐし
新たな道 ともに行こう
マタイ11:28 詩編139:12 イザヤ35:1 イザヤ25:7-9 詩編84:7 フィリピ2:13-16
詞「重荷担う人に」 作詞 Mary Shigeko Yamano (1942-)
作曲 Peter Michi Miyazaki (1968-)
歌/奏楽 2021年聖マーガレット教会「十字架の道行き」実行委員会
日本聖公会 聖歌集
派遣の唱和
司式者 ハレルヤ、主とともに行きましょう
会衆 ハレルヤ、主のみ名によって アーメン