2020年5月3日
復活節第四主日 自宅での礼拝
今週も自宅での礼拝をお願いいたします。
日本聖公会の「み言葉の礼拝」式文を、本日の聖書日課とともに掲載いたします。ご自宅での礼拝の参考にしてください。このページの写真は全て5月2日(土)に聖マーガレット教会で撮影したものです。
当初軽視されていた、新型コロナウイルスですが、その恐ろしさが日に日に増してきているように思います。こんなとき、本日唱える詩篇第23篇には特別な響きがあります。---たとえ死の陰の谷を歩んでも、わたしは災いを恐れない、あなたがともにおられ、導いてくださるから。
ともに集う
司式者 父なる神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、皆さんとともに 会衆 また、あなたとともに
悔い改めの祈り
司式者 神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛してくださいました。この神の愛に応えるため、自らを省み、ともに罪の赦しを祈りましょう
一同 憐れみ深い神よ、わたしたちは、してはならないことをし、しなければならないことをせず、思いと、言葉と、行いによって、あなたと隣り人に対して多くの罪を犯しています。どうか罪深いわたしたちをお赦しください。新しい命に歩み、み心に従い、み栄えを現すことができますように、救い主イエス・キリストによってお願いいたします アーメン
キリエ・エレイソン
キリステ・レイソン
キリエ・エレイソン
大栄光の歌
司式者 この世界とわたしたちをお造りになった方をほめたたえましょう
会衆 父なる神よ、あなたのみわざを賛美します
司式者 わたしたちに新しい命を与えてくださった方をほめたたえましょう
会衆 み子イエス・キリストよ、あなたの愛に感謝します
司式者 わたしたちを清め導いてくださる方をほめたたえましょう
会衆 聖霊なる神よ、常にあなたのみ助けを喜びうたいます
特祷
司式者 主は皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 祈りましょう
永遠の契約の血によって良い羊飼い、主イエス・キリストを死人のうちからよみがえらせた平和の神よ、どうか、わたしたちをみ旨にかなう者とし、み前に喜ばれるすべての良い業を行わせてくださいますように、主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン
日本聖公会 祈祷書
ともに聞く
司式者 聖書のみ言葉を聞きましょう
第一朗読
ネヘミア記 9:6-15
6あなたのみが主。天とその高き極みを
そのすべての軍勢を
地とその上にあるすべてのものを
海とその中にあるすべてのものを
あなたは創造された。あなたは万物に命をお与えになる方。天の軍勢はあなたを伏し拝む。
7あなたこそ、主なる神。アブラムを選んでカルデアのウルから導き出し 名をアブラハムとされた。
8あなたに対して忠実なその心を認め
彼と契約を結び
子孫に土地を与えると約束された。カナン人、ヘト人、アモリ人
ペリジ人、エブス人、ギルガシ人の土地を。あなたは約束を果たされた。まことにあなたは正しい方。
9わたしたちの先祖がエジプトで苦しんでいるのを見
葦の海で叫び声をあげるのを聞き
10ファラオとその家来
その国民すべてに対して
あなたは数々の不思議と奇跡を行われた。彼らがわたしたちの先祖に対して
傲慢にふるまったことを
まことにあなたは知っておられた。こうしてかちえられたあなたの名声は
今日も衰えることを知らない。
11あなたは先祖の目の前で海を二つに裂き
海の中の乾いた地を通らせ
追い迫る敵をあたかも石のように
荒れ狂う水の深みに投げ込まれた。
12昼は雲の柱、夜は火の柱をもって
わたしたちの先祖を導き
その進み行く道を照らされた。
13あなたは天からシナイの山に降って彼らと語り
正しい法、真実の律法
優れた掟と戒めを授け
14あなたの聖なる安息 日を布告し
僕モーセによって
戒めと掟と律法を授けられた。
15彼らが飢えれば、天からパンを恵み
渇けば、岩から水を湧き出させ
必ず与えると誓われた土地に行って
それを所有せよと命じられた。
日本聖書協会 新共同訳聖書
詩篇23
1 主はわたしの牧者‖ わたしは乏しいことがない
2 神はわたしを緑の牧場に伏させ‖ 憩いの水辺に伴われる
3 神はわたしの魂を生き返らせ‖ み名のゆえにわたしを正しい道に導かれる
4 たとえ死の陰の谷を歩んでも、わたしは災いを恐れない‖ あなたがわたしとともにおられ、あなたの鞭と杖はわたしを導く
5 あなたは敵の見ている前でわたしのために食卓を整え‖ わたしの頭に油を注ぎ、わたしの杯を満たされる
6 神の恵みと慈しみは、生きている限り、わたしに伴い‖ わたしは永遠に主の家に住む
日本聖公会 祈祷書
第二朗読
使徒言行録 6:1-9,7:2a,51-60
1そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。 2そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。「わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。 3それで、兄弟たち、あなたがたの中から、“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人 選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。 4わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」 5一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、 6使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。 7こうして、神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えていき、祭司も大勢この信仰に入った。 8さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。 9ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州 出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。
2そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。
51かたくなで、心と耳に割礼を受けていない人たち、あなたがたは、いつも聖霊に逆らっています。あなたがたの先祖が逆らったように、あなたがたもそうしているのです。 52いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを預言した人々を殺しました。そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。53天使たちを通して律法を受けた者なのに、それを守りませんでした。」 54人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。 55ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、56「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。 57人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、 58都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。 59人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。 60それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。
日本聖書協会 新共同訳聖書
福音書
ヨハネによる福音書 10:1-10
「羊の囲い」のたとえ
1「はっきり言っておく。 羊の囲いに入るのに、門を通らないでほかの所を乗り越えて来る者は、盗人であり、強盗である。 2門から入る者が羊飼いである。 3門番は羊飼いには門を開き、羊はその声を聞き分ける。 羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。 4自分の羊をすべて連れ出すと、先頭に立って行く。 羊はその声を知っているので、ついて行く。 5しかし、ほかの者には決してついて行かず、逃げ去る。ほかの者たちの声を知らないからである。」 6イエスは、このたとえをファリサイ派の人々に話されたが、彼らはその話が何のことか分からなかった。
イエスは良い羊飼い
7イエスはまた言われた。「はっきり言っておく。わたしは羊の門である。 8わたしより前に来た者は皆、盗人であり、強盗である。しかし、羊は彼らの言うことを聞かなかった。 9わたしは門である。わたしを通って入る者は救われる。その人は、門を出入りして牧草を見つける。 10盗人が来るのは、盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりするためにほかならない。わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。
日本聖書協会 新共同訳聖書
み言葉の分かち合い
本日のみ言葉をふりかえります
使徒信経
わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。 また、その独り子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。主は聖霊によって宿り、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみに降り、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇られました。そして全能の父である神の右に座しておられます。そこから主は生きている人と死んだ人とを審くために来られます。 また、聖霊を信じます。聖なる公会、聖徒の交わり、罪の赦し、体のよみがえり、永遠の命を信じます アーメン
平和の挨拶
司式者 主の平和が皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 平和の挨拶を交わしましょう
ともに祈る
代祷
司式者 救い主イエス・キリストのみ言葉とみ業に頼り、全公会のため、また世界のために祈りましょう
会衆の代表者は、ここで「――のために黙祷しましょう」と言って、会衆に感謝と代祷の題目を求めてもよい。黙祷に代えて適当な祈りを用いてもよい。「ことに」のあとに適当な名前をあげてもよい。
司式者 神よ、主の公会、ことに日本聖公会とナタナエル植松誠首座主教(北海道教区主教)のため、また、本日は、神学校のために祈る主日です、聖公会神学院、ウイリアムス神学館のはたらきを強めて、み子のみ業を行わせてください。すべての聖職と信徒、ことにわたしたちの主教フランシスコ・ザビエルを導き、み名を呼ぶ者を主の真理と愛のうちに一致させ、日々 主の栄光をこの世に現す者とならせてください
会衆 主よ、お聞きください
各応唱の後に、しばらく黙祷してもよい。
司式者 神よ、すべての国(ことに──)の人びとに知恵を与えて正義と平和の道に導いてください。互いに尊敬する心を与え、ともにすべての人の幸いを求めさせてください
会衆 主よ、お聞きください
司式者 神よ、わたしたちと家族、すべての友人と隣り人 、ことに洗礼準備中の5人の洗礼志願者のため、また今週お誕生日を迎える人々のため、そして地域社会のために恵みを与え、ともに主を知り、主に仕え、互いに愛することができるようにしてください
会衆 主よ、お聞きください
司式者 神よ、悩む人、悲しむ人、病気の人、貧しい人、その他 災いの中にある人びと、ことに新型コロナウィルス感染により、家族を亡くされた方、入院あるいは自宅療養中の方、医療に携わる方、仕事をなくされた方、不自由で不安な日々を過ごす人々、またわたしたちの教会に連なる病気療養中の兄弟姉妹を顧み、み力を与えて、勇気と希望を増し加え、主の救いの喜びに導いてください
会衆 主よ、お聞きください
司式者 神よ、世を去ったすべての人、ことに今週逝去記念日を迎える方々を顧み、彼らの上に主の愛のみ旨を成し遂げてください。わたしたちは、世々に主の証人たちに与えられた主の恵みのゆえに、み名をたたえます。どうか、わたしたちも、彼らとの交わりを保ち、ともにみ国の栄光にあずからせてください
一同 主よ、これらのことをみ子イエス・キリストによってお願いいたします アーメン
主の祈り
司式者 主よ、憐れみをお与えください
会衆 キリストよ、憐れみをお与えください
司式者 主よ、憐れみをお与えください
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン
日本聖公会/ローマ・カトリック教会/日本福音ルーテル教会の共通口語訳
感謝
司式者 ともに祈りましょう
主なる神よ、わたしたちに限りない恵みを与えてくださることを感謝します。どうか、あなたのみ言葉の光でわたしたちの心を照らし導いてください。わたしたちがあなたを賛美し、み言葉に従い、ともに主の愛のうちに生活することができますように。主イエス・キリストのみ名によってお願いいたします アーメン
"welcome"のプレート
主とともに行く
司式者 主イエス・キリストの惠み、神の愛、聖霊の交わりが、わたしたちとともにありますように。アーメン (IIコリント 13:13)
派遣の唱和
司式者 ハレルヤ、主とともに行きましょう
会衆 ハレルヤ、主のみ名によって アーメン