2020年6月28日
聖霊降臨後第四主日
自宅での礼拝

6月28日 聖霊降臨後第四主日
6月21日 聖霊降臨後第三主日
6月14日 聖霊降臨後第二主日
6月7日 三位一体主日・聖霊降臨後第一主日 自宅での礼拝
5月31日 聖霊降臨日 自宅での礼拝
5月24日 復活節第七主日 自宅での礼拝
5月21日 昇天日 自宅での礼拝
5月17日 復活節第六主日 自宅での礼拝
5月10日 復活節第五主日 自宅での礼拝
5月3日 復活節第四主日 自宅での礼拝
復活の希望、予定外の歓喜
復活:世界の命を癒す神の働き
ご自宅や、それぞれの場所で、聖霊降臨後第四主日の礼拝・祈りをお献げください。
日本聖公会の「み言葉の礼拝」式文に基づいて
東京教区で編集した、「一人、または少人数で行う『み言葉の礼拝』」式文を、本日の聖書日課とともに掲載いたします。
◆礼拝の助けになるように、聖歌を2曲(聖歌48番 主の民われらは 、聖歌513番 主よ わが身をとらえたまえ)を準備しました。音楽グループ"タクトF"が福島聖ステパノ教会(NHKの朝の連続ドラマ「エール」で重要な舞台となった教会)のコンサートで歌った曲です。
◆牧師が主日のために制作した「朝の祈り」の動画をYouTubeの聖マーガレット教会チャンネルよりご覧いただけます。日曜日の午前7時半以降視聴が可能となります。
一人、または少人数で行う『み言葉の礼拝』
一人でこの式文を用いる場合には、すべての部分を一人で唱えます。(ただし、世界の教会との 連帯のうちに祈っているしるしとして、黙読ではなく声に出して唱えるとよいでしょう。) 立つ、座る、ひざまずくなど、祈りの場所と状況により、ふさわしい姿勢をおとりください。
ともに集う
聖歌48番(1,2節)
1 主の民 われらは 声を合わせ
光へ呼び出す 主をたたえる
2 主の民の家は 癒しの家
世の人 すべてを 招き入れる
マタイ8:16 イザヤ58:13 ヨハネ6:54
AZMON: We, the Lord’s people作詞John Edward Bowers (1923-) 作曲Carl Gotthelf Gläser (1784-1829)
日本聖公会 聖歌集

司式者 初めに、世界が闇であったとき、神は言われた。
「光あれ」
会衆 そして、光があった(創 1:1-3)
司式者 初めに、静けさの中で、言は神とともにあった
会衆 言は、神であった(ヨハネ 1:1)
司式者 神は、その独り子を世にお遣わしになった
会衆 その方によって、わたしたちが生きるようになるためである(Ⅰヨハネ 4:9)
悔い改めの祈り
司式者 神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛してくださいました。この神の愛に応えるため、自らを省み、ともに罪の赦しを祈りましょう
しばらく自らを省みた後、以下の祈りを唱える。
一同 憐れみ深い神よ、わたしたちは、してはならないことをし、しなければならないことをせず、思いと、言葉と、行いによって、あなたと隣り人に対して多くの罪を犯しています。どうか罪深いわたしたちをお赦しください。新しい命に歩み、み心に従い、み栄えを現すことができますように、救い主イエス・キリストによってお願いいたします アーメン
続いて次を歌いまたは唱える。
大栄光の歌
いと高きところには神に栄光、地にはみ心にかなう人びとに平和がありますように。 全能の父、天の王、主なる神よ、主を拝み、主に感謝し、主の栄光をほめたたえます。 父の独り子・主イエス・キリスト、世の罪を除く神の小羊・主なる神よ、わたしたちに憐れみをお与えください。父の右に座しておられる主よ、わたしたちの祈りを受け入れてください。 イエス・キリストよ、主のみ聖、主のみ王、主のみ聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに、最も高くおられます ア-メン
特祷
ここで当日の特祷を用いる。
司式者 主は皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 祈りましょう
すべてのよい賜物を造り、これを与えてくださる力ある神よ、み名を愛する愛をわたしたちの心に植え、まことの信仰を増し加え、すべての善をもって養い、み恵みのうちにこれを保たせてください。主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン
日本聖公会 祈祷書
ともに聞く
司式者 聖書のみ言葉を聞きましょう
第一朗読
イザヤ書 2:10-17
10岩の間に入り、塵の中に隠れよ/主の恐るべき御顔と、威光の輝きとを避けて。
11その日には、人間の高ぶる目は低くされ/傲慢な者は卑しめられ/主はただひとり、高く上げられる。
12万軍の主の日が臨む/すべて誇る者と傲慢な者に/すべて高ぶる者に――彼らは低くされる――
13高くそびえ立つレバノン杉のすべてに/バシャンの樫の木のすべてに
14高い山、そびえ立つ峰のすべてに
15高い塔、堅固な城壁のすべてに
16タルシシュの船と美しい小舟のすべてに。
17その日には、誇る者は卑しめられ/傲慢な者は低くされ/主はただひとり、高く上げられる。
日本聖書協会 新共同訳聖書
詩篇 第113編
1 ハレルヤ、主の僕よ、ほめたたえよ‖ 主のみ名をほめたたえよ
2 主のみ名に賛美‖ 今よりとこしえに
3 日の昇る所から沈む所まで‖ 主のみ名はたたえられる
4 主はすべての民にあがめられ‖ その栄光は天よりも高い
5 わたしたちの主に及ぶ者はだれか‖ 神は高く座し、天と地を見下ろされる
6 神は貧しい人を塵から立ち上がらせ‖ 恵まれない人を高く上げ
7 彼らを支配者とともに座らせ‖ 民の支配者とともに並ばせ
8 神は、子のない女を家に住まわせ‖ 子供を与えて幸せな母とされる、ハレルヤ
日本聖公会 祈祷書
第二朗読
ローマの信徒への手紙 6:3-11
3それともあなたがたは知らないのですか。キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずかるために洗礼を受けたことを。 4わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。 5もし、わたしたちがキリストと一体になってその死の姿にあやかるならば、その復活の姿にもあやかれるでしょう。 6わたしたちの古い自分がキリストと共に十字架につけられたのは、罪に支配された体が滅ぼされ、もはや罪の奴隷にならないためであると知っています。 7死んだ者は、罪から解放されています。 8わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きることにもなると信じます。 9そして、死者の中から復活させられたキリストはもはや死ぬことがない、と知っています。死は、もはやキリストを支配しません。10キリストが死なれたのは、ただ一度 罪に対して死なれたのであり、生きておられるのは、神に対して生きておられるのです。 11このように、あなたがたも自分は罪に対して死んでいるが、キリスト・イエスに結ばれて、神に対して生きているのだと考えなさい。
日本聖書協会 新共同訳聖書
福音書
マタイによる福音書 10:34-42
平和ではなく剣を
34わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。 平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。 35わたしは敵対させるために来たからである。
人をその父に、
娘を母に、
嫁をしゅうとめに。
36こうして、自分の家族の者が敵となる。 37わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。 38また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。 39自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。」
受け入れる人の報い(マルコ9:41)
40「あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのである。41預言者を預言者として受け入れる人は、預言者と同じ報いを受け、正しい者を正しい者として受け入れる人は、正しい者と同じ報いを受ける。42はっきり言っておく。わたしの弟子だという理由で、この小さな者の一人に、冷たい水一杯でも飲ませてくれる人は、必ずその報いを受ける。」
日本聖書協会 新共同訳聖書

み言葉の分かち合い
本日のみ言葉をふりかえります
使徒信経
わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。 また、その独り子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。主は聖霊によって宿り、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみに降り、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇られました。そして全能の父である神の右に座しておられます。そこから主は生きている人と死んだ人とを審くために来られます。 また、聖霊を信じます。聖なる公会、聖徒の交わり、罪の赦し、体のよみがえり、永遠の命を信じます アーメン
平和の挨拶
司式者 主の平和が皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 平和の挨拶を交わしましょう
ともに祈る
代祷
自宅で行う礼拝の代祷は、定型の文によらなくとも、それぞれの節ごとにお名前を挙げたり、代祷項目を挙げたりするだけでも十分です。また、特に祈りたいことがらについては、祈祷書の「諸祈祷・感謝」(p.106~)や短い祈りをこの箇所で捧げてもよいでしょう。 以下は、祈りを唱える形で代祷を行う場合の一つの例です。この例をもとに、適宜改変して用いてくださって構いません。
代祷者 本日から始まる沖縄 週間{2020 年 6 月 21 日{日}~ 6 月 27 日{土}}を憶えて祈りましょう。
歴史と生命の主である神よ、私たちを平和の器にしてください。 嘆きと苦しみのただ中にあなたの光を、敵意と憎しみのただ中にあなたの愛と赦しをお与えください。 わたしたちの出会いを通して悲しみの中に慰めを、痛みの中に癒しを、 疑いの中にあなたへの信仰を、主よ豊かに注ぎ込んでください。 この沖縄 週間を通してわたしたちを新たにし、 あなたの示される解放と平和への道を歩む者としてください。 わたしたちの主イエス・キリストのいつくしみによって、 このお祈りをお献げいたします。 アーメン
代祷者 世界の教会とわたしたちの教区のために祈りましょう。

世界の聖公会では、北インド合同教会のプレム・チャンド・シン議長(ジャバルプール教区 主教)と教区・教会の働きのため
祈りのパートナーである東北 教区 大館 聖パウロ教会と、教役者・信徒のために
東京 教区では、聖パトリック教会、滝乃川 学園と聖 三一 礼拝堂の聖職 信徒とその働きのために祈りましょう
メリーランド教区ではフェデラルヒルのインカネーション大聖堂と、ボルチモアのインマヌエル教会のために祈りましょう
エルサレム教区では、アンマンの主教男子学園のために祈りましょう
これらの教会、また世界に広がるすべての教会を覚えて祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 世界の国々の正義と平和のために祈りましょう。
争い・分裂のうちにある、またそれを引き起こしている国々とその指導者の悔い改めのために
不正義、不平等、人間の尊厳を傷つける搾取、傲慢や強欲、ますます一般化する無関心を私 たちが取り除くことができるように祈ります
一同 主よ、お聞きくだい

代祷者 わたしたちの教会と地域 社会のために祈りましょう。
ことに5人の洗礼 志願者とその準備のために、また福永 澄 聖職 候補生 志願者の聖公会 神学院での学びと成長、その導きとみ守りのために
その他、わたしたちの教会や教友のため
(お誕生日を迎える方や洗礼志願中の方々のお名前をあげてもよい)
教会の置かれた地域社会のため、
自分が属する地域社会のために祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 苦しみや悲しみのうちにある人びとのために祈りましょう。
ことに新型コロナウィルス感染により、家族を亡くされた方、入院あるいは自宅療養中の方、医療に携わる方、仕事をなくされた方、不自由で不安な日々を過ごす人々のため
東日本 大震災および自然 災害による犠牲者と被災者、支援する人々のため、
病気療養中の、わたしたちの教会の兄弟姉妹のため
孤独な人、愛する人を失った人、抑圧・虐待されている人びとのため
家や食べ物がない人、貧困のうちにある人、生活に必要なものが与えられない人びとのため
難民、囚人、また犯罪 被害者のため
事故や過失により傷を負った人びとのため
また他人に傷を負わせた人びとのため
その他、多くの悩み・悲しみ・苦しみのうちにある人びとのために祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 世を去った人びとのために祈りましょう。
(この世を去った方々を覚え、名前を挙げてもよい)
世を去ったすべての人の、あなたの永遠のみ国における平安を祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 憐れみ深い神よ、あなたは私たちを知り、私たちを愛し、私たちの祈りをお聞きくださいます。私たちが、いつもあなたとの交わりのうちにあり、喜びをもって仕えることが できますように。み子イエス・キリストのみ名によってお願いいたします アーメン
主の祈り
司式者 主よ、憐れみをお与えください
会衆 キリストよ、憐れみをお与えください
司式者 主よ、憐れみをお与えください
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン
日本聖公会/ローマ・カトリック教会/日本福音ルーテル教会の共通口語訳
感謝
司式者 ともに祈りましょう
主なる神よ、わたしたちに限りない恵みを与えてくださることを感謝します。どうか、あなたのみ言葉の光でわたしたちの心を照らし導いてください。わたしたちがあなたを賛美し、み言葉に従い、ともに主の愛のうちに生活することができますように。主イエス・キリストのみ名によってお願いいたします アーメン
主とともに行く
司式者 主イエス・キリストの惠み、神の愛、聖霊の交わりが、わたしたちとともにありますように。アーメン (IIコリント 13:13)






聖歌513番
1 主よ わが身を とらえたまえ
さらばわが心 解き放たれん
わが剣を くだきたまえ
さらばわが仇に 打ち勝つをえん
2 わが心は さだかならず
吹く風のごとく たえず変わる
主よ み手をもて 支えたまえ
さらば直き道 ふみ行くを得ん
3 わが力は 弱く乏し
暗きにさまよい 道になやむ
天つ風を 送りたまえ
さらば愛の火は 内にぞ燃えん
4 わがすべては 主のものなり
主はわが喜び また幸なり
聖き霊を 満たしたまえ
さらばとこしえに 安きを受けん
フィリ3:12 ヨハネ14:16 詩76:4 詩51:12
LEOMINSTER: Make me a captive, Lord 作詞George Matheson (1842-1906)作曲George William Martin (1821-1881)
派遣の唱和
司式者 ハレルヤ、主とともに行きましょう
会衆 ハレルヤ、主のみ名によって アーメン