2021年1月3日
降誕後第二主日
自宅での礼拝
ご自宅や、それぞれの場所で、降誕後第二主日の礼拝・祈りをお献げください。
日本聖公会の「み言葉の礼拝」式文に基づいて
東京教区で編集した、「一人、または少人数で行う『み言葉の礼拝』」式文を、本日の聖書日課とともに掲載いたします。
◆牧師が主日のために制作した「朝の祈り」の動画をYouTubeの聖マーガレット教会チャンネルよりご覧いただけます。日曜日の午前8時以降視聴が可能となります。
◆聖歌72番と聖歌78番を準備しました。聖マーガレット教会チャンネルから「音楽の贈物」として配信されている曲です。
一人、または少人数で行う『み言葉の礼拝』
一人でこの式文を用いる場合には、すべての部分を一人で唱えます。(ただし、世界の教会との 連帯のうちに祈っているしるしとして、黙読ではなく声に出して唱えるとよいでしょう。) 立つ、座る、ひざまずくなど、祈りの場所と状況により、ふさわしい姿勢をおとりください。
ともに集う
聖歌72番
1 エッサイの根より 生いいでたる
くすしき花は 咲き染めけり
わが主イェスの 生まれたまいし
この よき日よ
2 イザヤの告げし 救い主は
聖き母より 生まれましぬ
主の誓いの 今しも成れる
この よき日よ
3 たえにとうとき イェスの み名の
香りはとおく 世にあまねし
いざや ともに 喜び祝え
この よき日を
ES IST EIN ROS' ENTSPRUNGEN; 作詞 St. Germanus (ca.639-ca.734) ; melody from Alte Catholishe Geistliche Kirchengesäng, 1589
イザヤ1:10 ロマ1:3-4 エレ23:5 イザヤ9:5-6
ソプラノ:秋吉邦子/坂井美樹;テノール:小貫岩夫;オルガン:平山晴子
日本聖公会 聖歌集
司式者 初めに、世界が闇であったとき、神は言われた。
「光あれ」
会衆 そして、光があった(創 1:1-3)
司式者 初めに、静けさの中で、言は神とともにあった
会衆 言は、神であった(ヨハネ 1:1)
司式者 神は、その独り子を世にお遣わしになった
会衆 その方によって、わたしたちが生きるようになるためである(Ⅰヨハネ 4:9)
悔い改めの祈り
司式者 神はその独り子をお与えになったほどに、世を愛してくださいました。この神の愛に応えるため、自らを省み、ともに罪の赦しを祈りましょう
しばらく自らを省みた後、以下の祈りを唱える。
一同 憐れみ深い神よ、わたしたちは、してはならないことをし、しなければならないことをせず、思いと、言葉と、行いによって、あなたと隣り人に対して多くの罪を犯しています。どうか罪深いわたしたちをお赦しください。新しい命に歩み、み心に従い、み栄えを現すことができますように、救い主イエス・キリストによってお願いいたします アーメン
続いて次を歌いまたは唱える。
大栄光の歌
いと高きところには神に栄光、地にはみ心にかなう人びとに平和がありますように。 全能の父、天の王、主なる神よ、主を拝み、主に感謝し、主の栄光をほめたたえます。 父の独り子・主イエス・キリスト、世の罪を除く神の小羊・主なる神よ、わたしたちに憐れみをお与えください。父の右に座しておられる主よ、わたしたちの祈りを受け入れてください。 イエス・キリストよ、主のみ聖、主のみ王、主のみ聖霊とともに、父なる神の栄光のうちに、最も高くおられます ア-メン
特祷
ここで当日の特祷を用いる。
司式者 主は皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 祈りましょう
降誕後第2主日特祷
天の父よ、恵みに満ちたみ子は、ナザレにおいてこの世の家庭生活をともにされました。どうかみ助けによって、わたしたちが愛と服従で結ばれた聖なる家族として生活し、ついに天に備えられた住まいに至ることができますように、主イエス・キリストによってお願いいたします。アーメン
日本聖公会 祈祷書
ともに聞く
司式者 聖書のみ言葉を聞きましょう
第一朗読
エレミヤ書 31:7-14
7主はこう言われる。‖ ヤコブのために喜び歌い、喜び祝え。諸国民の頭のために叫びをあげよ。‖ 声を響かせ、賛美せよ。そして言え。‖ 「主よ、あなたの民をお救いください‖ イスラエルの残りの者を。」
8見よ、わたしは彼らを北の国から連れ戻し‖ 地の果てから呼び集める。‖ その中には目の見えない人も、歩けない人も‖ 身ごもっている女も、臨月の女も共にいる。‖ 彼らは大いなる会衆となって帰って来る。
9彼らは泣きながら帰って来る。‖ わたしは彼らを慰めながら導き‖ 流れに沿って行かせる。‖ 彼らはまっすぐな道を行き、つまずくことはない。‖ わたしはイスラエルの父となり‖ エフライムはわたしの長子となる。
10諸国の民よ、主の言葉を聞け。‖ 遠くの島々に告げ知らせて言え。‖ 「イスラエルを散らした方は彼を集め‖ 羊飼いが群れを守るように彼を守られる。」
11主はヤコブを解き放ち‖ 彼にまさって強い者の手から贖われる。
12彼らは喜び歌いながらシオンの丘に来て‖ 主の恵みに向かって流れをなして来る。彼らは穀物、酒、オリーブ油‖ 羊、牛を受け‖ その魂は潤う園のようになり‖ 再び衰えることはない。
13そのとき、おとめは喜び祝って踊り‖ 若者も老人も共に踊る。わたしは彼らの嘆きを喜びに変え‖ 彼らを慰め、悲しみに代えて喜び祝わせる。
14祭司の命を髄をもって潤し‖ わたしの民を良い物で飽かせると‖ 主は言われる。
日本聖書協会 新共同訳聖書
詩篇 第8編
1 万軍の主よ‖ あなたのみ住まいは麗しい
2 わたしの魂は主の庭を慕い‖ 心を込めてあなたの命を喜び歌う
3 万軍の神、わたしの王、わたしの神よ‖ あなたの祭壇の傍らに、雀は住みかを見つけ、燕は巣を作ってひなを育てる
4 幸せな人、あなたの家を住まいとし‖ 絶えずあなたをたたえる人
5 幸せな人‖ あなたによって奮い立ち、巡礼を志す人
6 かれた谷を通るとき、彼らはそこを泉とし‖ 秋の甘えの祝福を受ける
7 力から力へと強められて進み‖ シオンであなたを仰ぎ見る
8 万軍の神、主よ、わたしの祈りに心を留め‖ ヤコブの神よ、耳を傾けてください
9 神よ、わたしたちの盾よ‖ 油を注がれた者を顧みてください
日本聖公会 祈祷書
第二朗読
エフェソの信徒への手紙 1:3-6,15-19
3わたしたちの主イエス・キリストの父である神は、ほめたたえられますように。神は、わたしたちをキリストにおいて、天のあらゆる霊的な祝福で満たしてくださいました。 4天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者、汚れのない者にしようと、キリストにおいてお選びになりました。5イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。6神がその愛する御子によって与えてくださった輝かしい恵みを、わたしたちがたたえるためです。
15こういうわけで、わたしも、あなたがたが主イエスを信じ、すべての聖なる者たちを愛していることを聞き、16祈りの度に、あなたがたのことを思い起こし、絶えず感謝しています。17どうか、わたしたちの主イエス・キリストの神、栄光の源である御父が、あなたがたに知恵と啓示との霊を与え、神を深く知ることができるようにし、18心の目を開いてくださるように。そして、神の招きによってどのような希望が与えられているか、聖なる者たちの受け継ぐものがどれほど豊かな栄光に輝いているか悟らせてくださるように。19また、わたしたち信仰者に対して絶大な働きをなさる神の力が、どれほど大きなものであるか、悟らせてくださるように。
日本聖書協会 新共同訳聖書
福音書
マタイによる福音書 2:13-15,19-23
エジプトに避難する
13占星術の学者たちが帰って行くと、主の天使が夢でヨセフに現れて言った。「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」14ヨセフは起きて、夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、15ヘロデが死ぬまでそこにいた。それは、「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」と、主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。
エジプトから帰国する
19ヘロデが死ぬと、主の天使がエジプトにいるヨセフに夢で現れて、20言った。「起きて、子供とその母親を連れ、イスラエルの地に行きなさい。この子の命をねらっていた者どもは、死んでしまった。」21そこで、ヨセフは起きて、幼子とその母を連れて、イスラエルの地へ帰って来た。22しかし、アルケラオが父ヘロデの跡を継いでユダヤを支配していると聞き、そこに行くことを恐れた。ところが、夢でお告げがあったので、ガリラヤ地方に引きこもり、23ナザレという町に行って住んだ。「彼はナザレの人と呼ばれる」と、預言者たちを通して言われていたことが実現するためであった。
日本聖書協会 新共同訳聖書
み言葉の分かち合い
本日のみ言葉をふりかえります
使徒信経
わたしは、天地の造り主、全能の父である神を信じます。 また、その独り子、わたしたちの主イエス・キリストを信じます。主は聖霊によって宿り、おとめマリヤから生まれ、ポンテオ・ピラトのもとで苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、よみに降り、三日目に死人のうちからよみがえり、天に昇られました。そして全能の父である神の右に座しておられます。そこから主は生きている人と死んだ人とを審くために来られます。 また、聖霊を信じます。聖なる公会、聖徒の交わり、罪の赦し、体のよみがえり、永遠の命を信じます アーメン
平和の挨拶
司式者 主の平和が皆さんとともに
会衆 また、あなたとともに
司式者 平和の挨拶を交わしましょう
ともに祈る
代祷
自宅で行う礼拝の代祷は、定型の文によらなくとも、それぞれの節ごとにお名前を挙げたり、代祷項目を挙げたりするだけでも十分です。また、特に祈りたいことがらについては、祈祷書の「諸祈祷・感謝」(p.106~)や短い祈りをこの箇所で捧げてもよいでしょう。
以下は、祈りを唱える形で代祷を行う場合の一つの例です。この例をもとに、適宜改変して用いてくださって構いません。
代祷者 世界の教会とわたしたちの教区のために祈りましょう。
世界の聖公会では、アレクサンドリア聖公会のため
祈りのパードナー東北教区の大館聖パウロ教会と、教役者・信徒のためにいのいましょう。
東京教区では三光教会、香蘭女学校(礼拝堂、中等科、高等科)の信徒・教役者・教員・生徒のため、またその働きを憶えて祈りましょう
メリーランド教区のユージン・サットん教区主教のため
エルサレム教区のスヘイル・ダワーニ大主教のため、またアンマンにある教区事務所の全職員と聖職者のため
これらの教会、また世界に広がるすべての教会を覚えて祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 世界の国々の正義と平和のために祈りましょう。
争い・分裂のうちにある、またそれを引き起こしている国々とその指導者の悔い改めのために
不正義、不平等、人間の尊厳を傷つける搾取、傲慢や強欲、ますます一般化する無関心を私 たちが取り除くことができるように祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 わたしたちの教会と地域 社会のために祈りましょう。
ことに、福永 澄 聖職 候補生 志願者の聖公会 神学院での学びと成長、その導きとみ守りのために
その他、わたしたちの教会や教友のため
(お誕生日を迎える方や洗礼志願中の方々のお名前をあげてもよい)
教会の置かれた地域社会のため、
自分が属する地域社会のために祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 苦しみや悲しみのうちにある人びとのために祈りましょう。
ことに新型コロナウィルス感染により、家族を亡くされた方、入院あるいは自宅療養中の方、医療に携わる方、仕事をなくされた方、不自由で不安な日々を過ごす人々のため
12月 29日 に起 きたクロアチア地震 被災者 、東日本 大震災および、そのほかの自然 災害による犠牲者と被災者、支援する人々のため、
病気療養中の、わたしたちの教会の兄弟姉妹のため
孤独な人、愛する人を失った人、抑圧・虐待されている人びとのため
家や食べ物がない人、貧困のうちにある人、生活に必要なものが与えられない人びとのため
難民、囚人、また犯罪 被害者のため
事故や過失により傷を負った人びとのため
また他人に傷を負わせた人びとのため
その他、多くの悩み・悲しみ・苦しみのうちにある人びとのために祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 世を去った人びとのために祈りましょう。
(この世を去った方々を覚え、名前を挙げてもよい)
世を去ったすべての人の、あなたの永遠のみ国における平安を祈ります
一同 主よ、お聞きくだい
代祷者 憐れみ深い神よ、あなたは私たちを知り、私たちを愛し、私たちの祈りをお聞きくださいます。私たちが、いつもあなたとの交わりのうちにあり、喜びをもって仕えることが できますように。み子イエス・キリストのみ名によってお願いいたします アーメン
主の祈り
司式者 主よ、憐れみをお与えください
会衆 キリストよ、憐れみをお与えください
司式者 主よ、憐れみをお与えください
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです アーメン
日本聖公会/ローマ・カトリック教会/日本福音ルーテル教会の共通口語訳
感謝
司式者 ともに祈りましょう
主なる神よ、わたしたちに限りない恵みを与えてくださることを感謝します。どうか、あなたのみ言葉の光でわたしたちの心を照らし導いてください。わたしたちがあなたを賛美し、み言葉に従い、ともに主の愛のうちに生活することができますように。主イエス・キリストのみ名によってお願いいたします アーメン
主とともに行く
司式者 主イエス・キリストの惠み、神の愛、聖霊の交わりが、わたしたちとともにありますように。アーメン (IIコリント 13:13)
聖歌78番
1 イエス生まれたもう かいばおけのなか
うまはいななき 天使はうたいぬ
"イエス神の み子"
2 ひつじかうものも 三人のはかせも
星をたよりに うまごやたずねゆく
"イエス神の み子"
ルカ2:6-7 ルカ2:8-16 マタイ2:1-11
IESU KAMI NO MIKO 作詞・作曲Tomoko Sakurai Masur (1950-)
ソプラノ:坂井美樹;テノール:小貫岩夫;オルガン:海宝良子
日本聖公会 聖歌集
派遣の唱和
司式者 ハレルヤ、主とともに行きましょう
会衆 ハレルヤ、主のみ名によって アーメン