3月31日をもって京都教区主教を定年退職される武藤六治主教が、司牧の象徴である主教杖を祭壇に返される夕の礼拝が、3月30日(日)午後5時半から主教座聖堂(聖アグネス教会)で行われた。当日は教区内の各教会から教役者・信徒約200名が集まりました。
礼拝で説教をされた浦地洪一司祭は、在職8年間に武藤主教のなさった色々のことを振りかえり、教区を代表して感謝を表されました。

1995年7月京都教区主教着座以来、400週の主日のほとんどを教区内の各教会の巡錫に費やされ、11名の執事按手、8名の司祭按手、389名の堅信式を行われました。その他、主教会や各教区の主教按手、数々の会議のためしばしば出張される一方、ウイリアムス神学館館長・理事長として教役者育成にあたる等非常に精力的な働きをなさいました。

礼拝では武藤教区主教の最後の祝福を受け、主教は静かに主教杖・指輪・マイター・コープを聖卓に置き、感謝の祈りを捧げられました。
教区・教会のためご尽力された武藤主教ご夫妻に別れを惜しむ教役者・信徒が、礼拝後遅くまでとどまり、一人ひとりが武藤主教ご夫妻と握手を交わされました。
なお武藤主教は、8月より東京の立教学院でチャプレン長としてお働きになられます。ご加祷下さい。