サン大淀キャンプ場は今年開設50周年の節目の年に当たり、キャンプ場開設に尽力された宣教師ロイド司祭や青年達のワークキャンプに思いを巡らしました。
昨年から夏のキャンプは中学生と高校生世代は一緒に行うようになりました。今回は中学生の参加が多く、大学生スタッフが丁寧に関わりながら、徐々に、参加者のできること、やりたいことを中心としたキャンプを過ごしました。
食事は家族が作ってくれるもの、という習慣の中にあった参加者はなんでも自分たちでするといわれてもすぐにはなにをしたらよいのか、なかなかわかりません。でも、協力して食事を作らなければ、おなかがすいたままになってしまいます。そんなことにひとりずつ気づいていく中で、しだいに誰か一人が負担を感じていないか、苦手な役割を負っていないかというような、配慮し合う優しさも生まれていきました。
このキャンプで初めてであった人とも一緒に生活をおくることは、自分の希望通りにならないことも少なくありません。でも共に歩みを進めることが出来ることを感じたとき、それは喜びに変わります。
そんな変化を、ひとりひとりの思いを形になることの、喜びをかみしめるキャンプとなりました。 |