3月23日〜26日、中部教区名古屋学生青年センターで『J’sキャンプ@可児ミッション・名古屋』を行いました。今回は7名の中高生6名のスタッフで行いました。
 1日目はお昼すぎ京都駅に集合し、東海道線を乗継いで名古屋に向かいました。約4時間の電車の旅でした。
 名古屋学生青年センター到着し、開会礼拝そしてELCCや可児ミッションの活動について話を聞きました。名古屋の周辺には自動車関連の工場がたくさんあり、それらの工場で多くの移住労働者が働いています。だれでも言葉や文化の違うところで生活をするのには不安があります。しかしそのような困難があっても国境を越えて働きに行かなければならないという厳しい状況があることを知りました。長く日本で働いているなかで家族が与えられても、「超過滞在」だからということで、学校に行くことができない子どもたちに出会い、この地域に暮らす子どもたちが安心できる場所を作りたい。そのような思いからELCCは始まったということを知りました。
 その日の夕食はフィリピン料理を食べました。フィリピンから日本に来た人向けのお店で、料理の他にフィリピンの調味料やお菓子もあって、わくわくしました。

 2日目には実際にフィリピン料理をつくりました。また3日目にELCCや可児ミッションの子どもたちといっしょにあそぶためのプログラムの準備をしました。どんなこどもたちがくるのか、日本語が通じるのか、ふだんはどんな遊びをしているのか、準備をはじめたら気になることがいっぱいでしたが、それでも、楽しく過ごせたらいいなと思いながら準備を進めました。

 3日目、ELCCと可児ミッションの子どもたちがやってきました。はじめに自己紹介をしました。日本に来たばかりの子どもは日本語がわからないという子もいましたが、年上の子が通訳を積極的にしたりして、楽しい時間が始まりました。お餅つきをしたり、ゲームをしたりと、劇をしたり、中高生の準備したプログラムで楽しく過ごしました。子どもたちの元気の良さに圧倒されることもありましたが、朝から夕方まで楽しく過ごした後では、別れの時間はなんだか寂しくなりました。ELCCにはダンスのクラスがあって、その子どもたちがとてもすごいダンスを披露してくれました。

 安心して過ごせる場所をという思いから始まった、ELCCなどの働きが、さまざまな人々の交わりの場となっていることを感じた4日間でした。そのような大切な働きの場に、中高生と一緒に触れることができたのはとてもうれしいことでした。盛りだくさんの4日間でした。

 J’sキャンプを支えてくださった、また出会ったすべての人々に感謝します。