8月15日(火)〜18日(金)まで三重県大淀海岸にてジュニア・ユースキャンプが開催されました。参加者は高校生5名とスタッフ2名で、テーマ・主題聖句は特に設けず、ワークキャンプの形で開催されました。今年は開催するかどうかから高校生たちでの話し合いから始め、ワークの内容、プログラム作成をキャンプ事前に集まって作業をしながら決めていきました。
 
 1日目はキャンプ中の食事の献立を決め、買い出し、調理を行い、今後のプログラムについての話し合いを行いました。2日目はワーク。テラスの防腐剤塗り、ゲストハウスの屋根のペンキ塗りを行いました。3日目はバーベキュースペースの防腐剤塗り、海岸での水泳。4日目は今後のジュニア・ユースキャンプのあり方についての話し合い、掃除といった内容でした。

 今回、準備段階から高校生による、高校生のためのキャンプという形で、できるだけスタッフ主導にならないようなキャンプを心がけて企画されました。しかし、クラブ活動やそれぞれの予定、移動時間がかかる。17時までにはミーティングを終了する。というような様々な制限がかかる中ででも、精一杯の準備ができたと思います。しかし、ある程度スタッフが決めた方がよい部分もある。との気づきも与えられました。また、目標にしていた「参加人数10名」は達成できませんでしたが、参加予定者それぞれがそれぞれの方法で呼びかけました。ここでも声掛けの難しさを体験できたと思います。プログラムを参加者に任されると言うことの重大さと責任。その大変さをキャンプを通して実感できたのではないでしょうか。

 ただ楽しいだけのキャンプにするのではなく、参加者一人一人の自覚と責任が要求されるキャンプになったと思います。今後どのような方向にジュニア・ユースキャンプが進んでいくのかわかりませんが、進み方を模索している現状が反映されたキャンプであったと思います。
 
 
 
 7月27日(木)〜29(土)北小松研修所で小学生キャンプが行われました。テーマは「キャンプだヨ!全員集合!」、主題聖句は「2人または3人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである」でした。参加者は小学3年から6年生までの子どもたちが18名、スタッフ16名でした。
 今年も昨年に続き、教育部全体で「平和」を意識してキャンプを行いました。平和という言葉を直接使うのではなく、幸せ、やさしさ、分かち合い、ともだちというキーワードで、とにかく3日間楽しく過ごせる、たくさんの友達を作るということを心がけました。

 1日目は、水泳、キャンプファイヤー、花火。2日目は平和ピース作り、水泳、バーベキュー、肝試し。3日目は思いで作り、掃除。とにかくキャンプらしいプログラムをちりばめました。

 平和ピース作りでは、最初に『世界がもし100人の村だったら』を引用して、「世界がもし28人の北小松村だったら」というシュミレーションゲームをして、世界食料をお菓子とお茶で表現したり、エネルギーを28本のロウソクで表現し、一部の人がたくさんの食料やエネルギーを消費し、多くの人が少しのものを分け合っている現実を感じ取ることができました。どうしたらみんなが幸せに平和に暮らせるのかということについて、具体的に考えることができました。その後、10p×10pの布や焼き板に平和へのメッセージを書き、焼き板のものは夕の礼拝の中で一人一人が説明を加えながらつなげていき、平和への願いを神さまにお献げしました。布のメッセージはつなぎ合わせて、発案者である九州教区の「平和を考えるプログラム」宛に送る予定です。

 肝試しにもかなり気合いを入れ、脅かしすぎて泣いてしまった子もいましたが、ふりかえり文集を見ていると、キャンプの中で一番楽しかった、でもかなりビビリましたと書いてありました。

 思い出作りでは、2日目に作った焼き板のメッセージをかざる土台を作りました。半分に割った竹に穴を空け、2本の棒を差し込み、その間に麻紐を渡してつり下げるというものです。家に帰って自分の部屋に飾り、何年か後に北小松であんなことを考えていたなぁと思い出していただければ幸いです。
 キャンプファイヤーや水泳も子どもたちがとっても喜ぶプログラムでしたし、ご飯も食事スタッフの尽力によりおいしくいただきました。各スタッフの働きに感謝。
 とにかく3日間事故も怪我もなく、みんな無事に楽しく過ごせたことを神さまに感謝します。今後とも教育部小学生キャンプにお心を寄せていただき、ご加祷下さいますようよろしくお願い申し上げます。
 
 
 
 7月24日(月)〜27日(木)まで、北小松研修所で中学生キャンプが行われました。中学生8名とスタッフ7名が過ごしました。今年のテーマは「Are you happy?」主題聖句は「どんなことにも感謝しなさい」(テサロニケ5:18)でした。

 一日目は水は冷たかったのですが水泳を楽しむことができました。キャンプファイヤーではゲームをしたり皆で踊るなど、時にはドキドキしながら、いっぱいの笑いといっぱいの汗をかきながら盛り上がり、最後は花火で夏を感じる一時となりました。
 二日目のプログラムでは、自分が「幸せ」と感じる時ってどんな時だろうという宿題を発表することから始まりました。「葉っぱのフレディー」の絵本を読んでもらったあと、グループで分かち合いの時間を持ちました。それぞれの幸せ感に違いはあるけれど「家族と食事をしている時」「友達と話をしている時」など日常の中にみつけることができました。
 三日目は中学生自身が組んだスケジュールにそって過ごしました。「怖い話」では、皆の体験や聞いた話を出し合いちょっぴり涼しい気分になりました。ビーチボールでは、4人ずつのチームを組み対戦しました。全員実力を出し合い真剣勝負となりました。楽しみにしていた「肝試し」は大雨と雷によって中止になりましたが、ゲームをたっぷり楽しむことができました。最終日の夕方は例年なんと全員が胴上げされることになっているようで、手拍子と名前を連呼する掛け声に力が入り、される側もする側も感動の渦に酔いました。
 帰る日は小学生キャンプの皆さんと交流会がありました。次回の中学生キャンプへのお誘いとして、中学生自ら考えた言葉で「楽しいから是非参加してください」と全員が呼びかけました。いつも大人しい女の子が「もっとここにいたい」とポツリと言った言葉が今も心に残っています。