「H元牧師性暴力事件における京都教区による二次加害検証報告書」

(2022年8月31日発行)

主の平和がありますように

日本聖公会京都教区では、1983年頃から数年にわたり聖職者による少女への性暴力が行われるという事件がありました。 教区は、2001年に被害を受けた方から事件についての訴えがあったにもかかわらず、被害者との対応に大きな過ちを犯し、 深刻な二次加害を起こしてきました。このことへの深い反省を踏まえ、教区は被害を受けられた方への謝罪と再発防止の ため検証作業に取り組み始め、2008年に『H元牧師、少女性的虐待事件への2001年当時の教区の対応についての調査報告書』 としてまとめました。しかしながら、「教区による二次加害」の深刻さへの認識は不十分でありました。
このため、『H元牧師性暴力事件における京都教区による二次加害検証報告書』を作成いたしました。 2022年9月24日(土)に臨時教区会を開き、検証報告書および検証報告書発行を受けての教区主教による謝罪、 常置委員会からの報告および意見交換を行いました。そして、これまでの教区の過ちに向き合い、検証報告書において 指摘されている課題を受け止め、このことをこれからも教区の重要な課題として受け止めていくことを確認いたしました。

本冊子は決して十分なものではありませんが、日本聖公会のみならずキリスト教界においても活用されることが、 被害にあわれた方の訴えへの応答の一つであると考えております。 また、この冊子の完成が終わりではなく、これからも振り返りを続けていかなければならないものと考えております。

本HPには概要報告目次主教謝罪文を掲載しております。

報告書本文(冊子)をご希望の方には、お送りいたします。(実費をご負担ください)

2023年1月

日本聖公会京都教区


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