TopPage Office Special Diocese Schedule Menu
日本聖公会各教区報のなかから
☆毎月、広報主事宛に送っていただく各教区報等のなかからご紹介しております。


京都教区
横浜教区
北海道教区
九州教区
神戸教区























女性司祭の按手式の式文
京都教区報『つのぶえ』
(第514号・2002年1月発行)
 12月8日、京都教区主教座聖堂で、池本則子執事の司祭按手式が、他のお二人の執事按手式と共に行われました。京都教区で初めての女性の司祭の誕生ですが、大津聖マリア教会の信徒はあまり女性ということを意識していません。1人 の司祭が誕生したと思っています。しかし聖餐式の式文は男性の聖職が司式することを前提に作られているので、女性の司祭が司式する場合手直しが必要です。祈祷書の170頁の信徒が唱える懺悔の箇所で「師父」という言葉が2箇所出て来ます。この「師父」の「父」という字は男性名詞ですから、これを男女共通の名詞に替えなければなりません。大津聖マリア教会ではいろいろ話し合った結果、この「父」という字を削除して、「師」だけにすることにしました。前主日の礼拝後、教会の人達が手分けして「父」の字を削除する作業をしました。

 なお、按手式の当日使われた司祭按手式の式文では、主教が言う部分で「兄弟」は「姉妹」に、「彼」は「彼女」に手直しされていました。感謝。
(大津聖マリア教会 久保寿子)



第10代 横浜教区主教就任
『横浜教区報』
(第441号・2002年1月発行)
 1月12日、横浜聖アンデレ主教座聖堂において、首座主教古本純一郎神戸教区主教司式のもと、被選主教ヤコブ遠藤哲師の主教按手式ならびに第10代横浜教区主教就任式が行われました。教区内外から700余名の聖職・信徒、他教派からもカトリック横浜教区長梅村昌弘司教様はじめ、多くの来賓をお迎えして、新主教と教区の上に祝福をお祈りいただきました。

 神学校の同級生でもある森主教様は説教の中で、当時のエピソードをユーモアたっぷりに紹介され、教区のすべての聖職・信徒が主教のために祈り支え、その務めを分かち合っていくことの大切さを説かれました。式後、会場を移しての祝賀会ではハンドベルの演奏なども交え、終始和やかな雰囲気のもと新主教の誕生をお祝いしました。(編)



最後の編集後記
北海道教区報『北海之光』
(第511号・2002年2月発行)
 北海之光の編集に携わるようになって気づかされたのが「教会だより」の大切さです。
 教区は、1人の主教によって結ばれている教会の大切で基本的な単位です。キリストにある一つの家族なのです。だから現実面でも、給与会計など家族の大事な家計はみんなで補いあっています。でも、家族は広い地域に離れて住んでいてお互い会ったり、様子を知る機会があまりありません。教会だよりは家族に自分の様子を知らせ、又他の家族の安否を知るとても大切な「家族の便り」です。

 今年教区では、教会の中や教会間の「協働」をテーマに活動を進めようとしています。協働は知ることから始まります。教会だよりを、ただ教会の行事報告だけに終わらせず、「こんなことがしたい」とか「こんなことで困っている」「協力が欲しい」など、率直な家族への「便り」「訴え」としても大いに活用して頂きたいです。

 今、他教区でも例のないような、一つも欠けなく教区の全教会の「便り」を載せる努力をしていることには、そんな思いがあるのです。
(4年間の編集貢任を終え 小貫雅夫)



 わたしたちの交わり
─延岡聖ステパノ教会─
九州教区報『はばたく』
(第378号・2002年3月発行)
 九州教区の皆様。ここ延岡聖ステパノ教会は、13万都市の中心地にあります。
118年前、宣教師ゼ・ブランドラム司祭が熊本から山坂越えて、キリスト教の種をまかれこの教会が誕生しました。歴代聖職者、諸先輩の篤い祈りによりキリスト教が受け継がれてきました。

 現在受聖餐者は22名、いろいろな事情で礼拝にこられない方が8名おられ、主日礼拝者平均13名です。
教会では毎日朝の礼拝、タの礼拝が捧げられています。宮本司祭は玄関でいつもにこにこと話しかけて迎えてくださいます。帰る時も同じです。少人数ですから「平和の挨拶」が全員で出来て、ほのぼのとした雰囲気の礼拝が続けられます。何事をなすにも全員で事に当ります。月に1回か2回皆さんと簡単な昼食をとり、ほかの日はお茶菓子でひとときの交わりをしています。婦人会は月1回、司会は全員が月交代でしています。初めに司祭による聖書の学びをして、その月の決め事を相談しています。教会では毎週「賛美のつどい」「聖書を読む会」があります。家庭的で居心地のよい教会と云えましょう。

 「教会伝道アセスメント調査」の結果を、司祭は次の様に推測出来ると云われました。伝道体制は整っている、ただし伝道を実践していると云う確信がない。外に向かった働きかけに自信がない。今は内向きであり、これからは外向きの働きかけが求められているのではないか、と。神様からいただいた宝物を自分だけの宝物とするのではなく、人々に分ち合うこと、自分一人では出来ないが神様と共にだったら出来ると思います。

 祈りは必ず叶えられる

 家庭集会、この会は聖書を一度も読んだことのない方を誘って、平均8名が来ています。この集会で司祭は「祈りは必ず叶えられる」と云われて、小さい手帳の中にたくさんのぽろぼろになった紙切れを慈しむようにさわりながら、これは私の宝物です。この中のことを祈っていますが必ず叶えられています、と云われました。たとえばと尋ねますと、司祭は4月就任なさった時、三つの祈りをなさったそうです。求める人がこられますように。オルガニストが与えられますように。教会の皆さんが健康でありますように。長いこと動きがなかったこの教会に、求める人が14名こられました。オルガニスト向平容子さんは、未信徒の方ですが毎主日休むことなく生き生きと奉仕して交わってくださっています。又病いの中にある方々も明るく前向きに教会生活をしておられます。神様のなさることは、すごいわねと話し合っています。今教会では新しい方々を迎えてかならずそれとなく隣に座って共に祈っております。司祭は礼拝でとまどわないようにと、礼拝順に式文、チャント、日課を一冊にまとめてくださっています。

 近隣教会との協働

 大分聖公会、宮崎聖三一教会との協働は、長く続いています。三教会が一同に会するには距離的に無理なので延岡聖ステパノ教会を中心に集会を持ったこともありますが、司祭交換礼拝、信徒交換の証、野外合同礼拝、祝事、研修会等年2回持つようにしています。多人数の礼拝が与えられますと、力と励ましをいただきます。教会では協働教会のため毎週祈りが捧げられています。

 外に向かって

 今年6月8日伝道集会、平和への祈りコンサートを計画しています。演奏とメッセージを東京教区日高馨輔先生、司会、歌と語りを小倉インマヌエル教会の金野実加枝姉、1年がかりで全員(新しく教会に来ている方、家庭集会に来ている方も含む)で役割分担して只今準備中です。協賛してくださる方々との交わりが始まります。このことを通して神様のみ業が現われますように祈っています。

 各教会の上に神様の御祝福が豊かにありますようにお祈り致します。
(アンナ穴見フミ子)



同じ聖歌で礼拝を‥‥「今月の聖歌」
─古今聖歌集試用版キャンペーン─
神戸教区報『おとずれ』
(第455号・2002年3月17日発行)
 増補版95の出版以降、新しい聖歌が礼拝・集会等でもちいられるようになっています。そしてまた、昨年、古今聖歌集試用版が発行され、すでにお使いになっている教会もあると伺っています。

 しかし、致し方ないことかも知れませんが、教会によって用いられている新しい聖歌が偏っていて、ごく一部の聖歌しか用いられず、多くの聖歌が用いられないまま埋もれてしまっている、という現状にあるようです。
けれども現在の試用版は、できるだけ沢山歌って頂いて、それに対するご意見、ご感想をもとに、2006年の本格改訂を行おうとしています。

 そこで今年の新たな試みとして、毎月、試用版の中から一曲を「今月の聖歌」として選び、それを練習していただいた上で、各月の日曜日の礼拝で用い、広く教区内の皆さんからの声を伺いたいと思います。こうすれば、少なくとも一年に12曲の聖歌に触れていただけることになります。なお、このキャンペーン計画は、先の教区事務所会議で承認されました。

 ただ教会によって、オルガニストが不在であるとか、歌い方がわからないなどの問題点もあるかも知れませんが、皆さんに歌っていただけるよう、礼拝音楽担当としては側面的に協力させて頂きます。また不明な点は担当者(角瀬)までお問い合わせくだ゜さい。
この一年間の「今月の聖歌」は下記のとおりです。
  4月 2045番/5月 2083番/6月 2108番/7月 2111番/8月 2080番/9月 2079番
  10月 2051番/11月 2001番/12月 2013番/1月 2029番/2月 2012番/3月 2090番
(司祭 ヨハネ 角瀬克己)
■管区事務所だよりにご寄稿を!
意見・提案・所感・報告など内容は自由です。1000字程度にまとめて、管区事務所広報主事宛にお送りください。(署名原稿を原則とします。)