バルナバ栄一の「聖書談話」(マルコによる福音書B) (5)
さて私たちも聖霊を受ける事が大切なのですが、私たちは根源的な罪に汚れていますから、イエスのように父なる神様から直接聖霊を受ける事は出来ません。イエスと共に十字架上に死に、復活されたイエス・キリストに合わせられて罪を贖われ、キリストを通して、聖霊を恵みの賜物として受けるのです。それは、神の子となることを許されることです。だから、イエスは私たち、信じて神の子とされる者たちの長兄と呼ばれるのです。(ロマ8:29)。イエスが御霊によって「あなたはわたしの子、わが愛する者である」とみ言葉を聴かれたように、私たちも注がれる聖霊によって神の愛を実感し(ロマ5:5)、神の子とされていることを知り、《アッバ、父よ》と祈り始めるのです。
私たちはイエスの思想や教訓を学んで、それを自分の力で実行しようとするのではなく、聖霊によって生きる生き方を、イエスの心を自分の心に頂けるように学ぶ者です。イエスは完全に神の霊によって生き抜かれたが、私たちは生まれながらの人間本性に引きずられて、御霊に従う事に失敗する事が多い。しかし、生涯イエスに従う事によって、人生の色々な局面で御霊に従う事を教えられ、鍛えられて、イエスの姿までに至りたいと思う者です。
福音書によってイエスの生涯を学ぶ意義の一つはこの点にあります(市川喜一師)。
(市川喜一師の言葉です。(マルコ福音書講解一章『長兄としてのイエス』の部)参照。私の聖霊体験もそうでしたし、目標もその通りですので、私の考えとして記載させていただきました)
私は今まで、この「マルコ福音書」のお話をしてきました。そして始めにご紹介しましたような、諸先生方のご著書によっていることを明らかにしましたが、著書すべてを写しているわけではなく、所謂、要約ですので、文章全体をお読みになれれば、更に霊的な賜物を豊かにお受けになるに違いないと存じ、殊にわたくしが大きな感動を持たされた、市川喜一師著「マルコ福音書講解」を次にご紹介申し上げます。市川喜一著「マルコによる福音書」T・U巻.定価 各2500円 送料200円
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