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信徒の高齢化
東京教区の信徒の年齢構成も、高齢化しつつあります。
信徒の年齢構成の変化を調べ、このままいくと将来どうなるかを予測してみました。

1994年〜1998年の4年間に、信徒の数は、全体として、わずかに減少していました。
性・年齢別にみると、増加したのは60歳以上のみで、20歳未満は減少していました。

このまま推移すると、若い人の割合は減り続け、高齢者の割合がますます大きくなると予想されます。
とくに、60〜79歳の人の増加が大きく、2018年には、この年齢層が信徒全体の半数を占めることになります。
また、80歳以上の人の割合も現在の倍になります。

現在もっとも多い40〜59歳は信徒全体の2割未満になり、20歳未満の人はわずか3%になります。
このような変化は、若い信徒の増加があまりなく、現在の信徒が徐々に歳をとっていくことから起こるものです。


信徒の年齢構成(実態と将来推計)

かつて“青年の教会”であった東京教区が、現在では“中年の教会”になり、このままでいくと、近い将来には“高齢者の教会”になると予想できます。

高齢者の要望に耳を傾け、組織的に対応していくことが求められています。たとえば礼拝出席のための交通手段の確保や、建物のバリアフリー化などがあります。また、礼拝中の朗読のスピードや音響、照明の問題がありますし、食事の味付けや量などにも工夫が必要になるでしょう。そして、家庭訪問や家庭集会が、今よりもずっと大切になるでしょう。

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