1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。 3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。 4すると、一同は聖霊に満たされ、 ”霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
使徒言行録 2:1-4 (新共同訳聖書)
5月27日、午前7:30と午前11:00からの聖霊降臨日の聖餐式に約150人の方が出席されました。11時の聖餐式は前田司祭が司式し、福沢道夫司祭と野田昭次司祭も加わりました。「炎のような舌」と記された聖霊降臨を憶えて皆赤いものを身に着けました。花弁が炎のような舌に似ていることから多数の赤いバラの花が教会を飾りました。信徒の方や前田司祭も自宅から赤い花を持ち寄りました。日曜学校の生徒たちもいっしょに出席しました(日曜学校の聖霊降臨日の記事)。
「聖霊に満たされ霊が語らせるままに、(弟子たちが)ほかの国々の言葉で話し出した」と伝える使徒言行録にならい、聖書日課は複数の言葉で朗読されました。
◆使徒言行録2:1-11:イタリア語
◆使徒書:コリントの信徒への手紙I 12:4-13:ロシア語
◆ヨハネによる福音書(20:19-23):日本語
説教壇に立たれた福沢司祭は、子どもたちに質問しながら聖霊降臨について分かりやすくお話しされました(日曜学校のページ福沢司祭の聖霊降臨日のお話)。
この日のために準備した代祷を、日曜学校の子どもたちや青年を含む7人がお捧げしました。それぞれの代祷のあいだに「聖霊がわたしの中で」の歌を皆で歌いました(聖霊降臨日の代祷)。
陪餐の時、日曜学校の子どもたちは福沢司祭から祝福を受け、聖霊降臨日にふさわしく、こども讃美歌の「ふしぎなかぜが」を歌ってくれました。
出席した青年から、聖書に記された聖霊降臨を感じさせる礼拝だったとの感想が寄せられました。5月10日の主教巡回日には聖マーガレット教会の日曜学校の生徒6人と3人の青年が堅信に与ります。とおいとおい昔、ユダヤの地で起こった、この聖霊降臨の出来事により、教会が活動を開始し、世界宣教が始まりました。2千年を経て、イスラエルから遠く離れた日本の地で、次の世代を担う若者たちに、聖霊が降ります。神さまの大きなご計画とみ業に感謝と賛美を献げます。
✞司祭:救い主イエス・キリストの
み言葉とみ業に頼り、全公会のため、また世界のために祈りましょう。
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(1):聖霊、来てください。
世界に広がるすべての教会に、今日あなたの息吹を新たに注ぎ、
神の民を福音の喜びと力で満たしてください。
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(2):聖霊、来てください。
姉妹教会である大館聖パウロ教会とその信徒の群れを、
あなたの息吹で今日も支えてください。
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(3);聖霊、来てください。
地震、津波、放射能汚染によって悲しみ苦悩する人々、今困難な状況に置かれているすべての人々を、あなたの息吹で包み、慰め、励ましてください。
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(4):聖霊、来てください。
けんかする国々や人々を、あなたの平和でつつみ、なかなおりさせてください。
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(5):聖霊、来てください。
今週、誕生日を迎える方々に、あなたの希望の息吹を注ぎ、
これからの歩みを守ってください。(お名前)
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(6):聖霊、来てください。
自宅で療養中の方、入院中の方、ご高齢で礼拝に出席できない方、
これらの兄弟姉妹にあなたの癒しと平安の息吹を注ぎ、
その心と体を守ってください。(お名前)
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(7):聖霊、来てください。
今週、逝去記念を迎える方々の魂とそのご家族に、あなたのやすらぎの霊を注ぎ、わたしたちすべてを大きな家族として祝福してください。(お名前)
会衆:聖霊がわたしの中で歌い 聖霊がわたしの中で祈る
✞代祷(8):聖霊、来てください。
今ここに集っているわたしたちとその家族や友人に、あなたの息吹を注ぎ、わたしたちの歩みを導いてください。
*五旬祭(ペンテコステ):ユダヤ教で過越祭から50日後に祝われた祭。キリスト教では、聖霊降臨を記念してこの日を祝うようになりました。復活日(イースター)を第1日とすると聖霊降臨日は復活日から50日目となります。(ペンテコステは50番目の意味)
聖マーガレット教会の地図は以下のリンク先にあります。
URL:http://www.nskk.org/tokyo/church/margaret.html