オダマキは花のかたちが鳩に似ていることから、聖霊のシンボルとされています
復活されたイエスさまが昇天されて10 日後、五旬祭*の日に、弟子たちが集まっていると、天から激しい風が吹いてくるような音が響き、一人一人の上に約束の聖霊が降りました。一同は”霊”が語らせるままに、さまざまな国の言葉で神の偉大なみ業を語り、ペトロの力強い証しに3 千人ほどが洗礼を受け仲間に加わったと使徒言行録は伝えています。2千年ほど前のこの日、キリスト教会は聖霊に導かれて力強く歩みはじめました。
この出来事を記念するペンテコステは教会の誕生日であり、世界宣教が始まった日でもあります。イースター、クリスマスとともにキリスト教会がとても大切にしている祝日の一つです。この日の礼拝には「炎のような舌」と記された聖霊降臨を覚えて赤いものを身に着けます。聖書も複数の国や地域の言葉で朗読されます。11 時からの礼拝には日曜学校の子供たちも一緒に参加します。
*五旬祭(ペンテコステ):ユダヤ教で過越祭から50日後に祝われた祭。キリスト教では、聖霊降臨を記念してこの日を祝うようになりました。復活日(イースター)を第1日とすると聖霊降臨日は復活日から50日目となります。(ペンテコステは50番目の意味)
聖霊が降る
1五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、2突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。
3そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。
4すると、一同は聖霊に満たされ、
”霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。
5さて、エルサレムには天下のあらゆる国から帰って来た、信心深いユダヤ人が住んでいたが、6この物音に大勢の人が集まって来た。そして、だれもかれも、自分の故郷の言葉が話されているのを聞いて、あっけにとられてしまった。 7人々は驚き怪しんで言った。「話をしているこの人たちは、皆ガリラヤの人ではないか。 8どうしてわたしたちは、めいめいが生まれた故郷の言葉を聞くのだろうか。 9わたしたちの中には、パルティア、メディア、エラムからの者がおり、また、メソポタミア、ユダヤ、カパドキア、ポントス、アジア、10フリギア、パンフィリア、エジプト、キレネに接するリビア地方などに住む者もいる。またローマから来て滞在中の者、11ユダヤ人もいれば、ユダヤ教への改宗者もおり、クレタ、アラビアから来た者もいるのに、彼らがわたしたちの言葉で神の偉大な業を語っているのを聞こうとは。」 12人々は皆驚き、とまどい、「いったい、これはどういうことなのか」と互いに言った。 13しかし、「あの人たちは、新しいぶどう酒に酔っているのだ」と言って、あざける者もいた。
新共同訳聖書
聖マーガレット教会の地図は以下のリンク先にあります。
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