マイ・フェアトレード/It’s My Fair Trade
「大企業のフェアトレード」と「私達のフェアトレード」

貧困問題や環境問題。問題山積みの世の中だけど、あきらめるのはまだ早い。できることはたくさんある。その一つがフェアトレード。途上国の現状を学ぶ、経済や農産物貿易の問題を知る、私たち消費者が持つ社会を動かすパワーを知る、フェアトレードに興味を持つ、そして元気に動き出す。難しいことは何もない。それは今日からでも、この瞬間からでも踏み出せる、私自身のフェアトレード。それが、『マイ・フェアトレード』。


第一部:経済のグローバリゼーション入門「こ、これは他人事ではない!」


第1回 2006年1月22日(日) 13:30-16:30 

ホントにヤバイ。
経済のグローバリゼーション。

神田 浩史
特定非営利活動法人AMネット代表理事 、著書に『ODAをどう変えればいいのか』(共著)他

「気がついたら多国籍企業のねらい通り。今の私達の生活の現実。」「私達が食べるバナナや海老の原材料。それは『石油』『貧困』『環境汚染』」「途上国の農産物生産地における農民の『自己決定権』の問題とは。」等、私達と直結している経済のグローバリゼーションの問題を解きほぐします。


第2回 1月29日(日)13:30-16:30 

遺伝子組み換え食生活

河田 昌東
元名古屋大学理学部助手。現四日市大学講師。遺伝子組み換え情報室代表

遺伝子が組み換えられたイネ、トマト、じゃがいも。トラックの荷台からこぼれ落ちる遺伝子操作ナタネ。巨大企業の思惑の元、日本に流入する遺伝子操作作物の実態と危険性を語る。


第二部:ビジネス化するフェアトレード フェアトレードはどこへ向かうのか?


第3回 2月5日(日)13:30-16:30 

「フェアトレード」という名の新しい搾取

池上 甲一
 近畿大学農学部教授、「拡大するフェアトレードは農産物貿易を変えるか」『農業と経済』(2004年4月号)

フェアトレードのビジネス化とはどういうことか。海外協力の一つの形として認知されつつあるフェアトレードと既存の大企業との微妙な関係とは。WTOや多国籍企業の動きを、フェアトレードと農産物貿易の視点から読み解き、これからのフェアトレードがどうあるべきかを問う。


第4回 2月12日(日)13:30-16:30

フェアトレードムーブメントの表事情と裏事情

林口 宏
有限会社フェアトレーディング取締役

アメリカでのスタバのフェアトレード(FT)コーヒー発売開始から5年経過。日本ではコンビニでFTコーヒーが購入可能に。日米におけるフェアトレードの最新動向、そしてフェアトレードの拡大に伴い沸きあがってきた議論を切り口に、私たち消費者のフェアトレードとは何かを一緒に考えます。


場 所●ビーンズショップ フェアビーンズ
    (千種区春岡1-12-14、TEL:052-781-6090)

受講料 ●7,800円(学生6,800円)
       (部分参加の場合、1回につき2,300円)
定 員 ●30名


 
2004年5月25日設置