映像から読み解くもう一つの日本
教えられなかった戦争・三部作
会 場:名古屋学生青年センター(昭和区宮東町260、tel.052-781-0165、名古屋大学南門前)
日本とアジアとの戦前・戦中・戦後の歴史を見ていくと、そこには、私たちが教えられてこなかった、もう一つの意外な日本の姿が浮かび上がってきます。明治以来、他国を侵略して経済発展を続けている日本の社会構造を問う『教えられなかった戦争』三部作を、ゲストコメンテーターと一緒に見て、今、私たちに何ができるかを考えてみましょう。
第1回 10月29日(日)15:00〜18:00
『マレー編』を小野さんと見て語る
小野政美(旧日本軍による性的被害女性を支える会、「日の丸・君が代」の強制を考える市民ネットワーク、小学校教員)
明治以来、日本が度々起こしてきた戦争。今も、日本企業による核公害や経済侵略が行われているマレー半島を舞台に、戦争を必要としているのが誰だったのか、現在の日本の「繁栄」の影に何があるのかを映画から学びます。
第2回 11月12日(日)15:00〜18:00
『フィリピン編』を杉本さんと見て語る
杉本てるこ(フィリピン情報センター・ナゴヤ運営委員)
戦前のフィリピンへの日本企業の進出、戦時中の日本軍による虐殺、戦後の日本の資本による新たな加害の実態などを映画から学びます。そして、コメンテーターと共に、明治以来の日本とはなんなのかを考えます。
第3回 11月26日(日)13:30〜17:30
『沖縄編』を高岩さんと見て語る
高岩仁(映像文化協会代表)
アメリカ統治下の沖縄県伊江島で米軍基地に反対した阿波根昌鴻さんの運動と思想、沖縄の歴史、そして今もなお沖縄に基地を押付けている原因を映画から学びます。そして、この三部作の監督である高岩仁さんに、映画に盛り込めなかったことや、今の日本の状況をどう見るか、私たちはどうすべきかなど、じっくりとお話しをうかがいます。