コンビニ大研究(入門編)
日 程:2000年12月〜2001年1月(全4回)
会 場:愛知聖ルカセンター
セブンイレブン(イトーヨーカ堂グループ)第1号店が1974年にオープンし、今や5万店を超えるコンビニは、もはや私たちの日常生活に欠かせなくなってきています。その一方で、コンビニに象徴される大量 生産・消費社会は、南北問題・環境問題などを生み出しています。コンビニをいくつかの角度から見ることで、私たちの「豊かな」社会をもう一度とらえかえしてみましょう。
第1回 12月2日(土)14:00〜21:00
コンビニ入門
石原道徳(コンビニ・FC加盟店全国協議会代表世話人、サークルKオーナー)
まずはいろいろ調べてみましょう。みんなでコンビニ探検をした後、現役のコンビニの店長さんから、コンビニの基本を学んでみましょう。商品の並べ方のコツや新製品の入れ替えのタイミング、弁当の廃棄、そしてフランチャイズ制度の実態とは…。私たちがコンビニに何を求めているか、そしてコンビニの意外な姿が見えてきます。
第2回12月16日(土)18:00〜20:00
日米コンビニ比較と“山の上で水を売る”商法
森靖雄(日本福祉大学経済学部教授)
コンビニはアメリカで生まれ、日本で独自の発展を遂げました。アメリカと日本のコンビニの歴史を見る中で、コンビニの売り方が今までとどう違うのか、またコンビニの発展と大資本との関係、そしてその発展が誰にどのように影響しているか、などを学びます。
第3回 1月6日(土)15:00〜18:00
コンビニから見えてくる
私たちと世界経済との関係
中西新太郎(横浜市立大学国際文化学部教授)
私たちは、なぜコンビニを求めるのでしょう?コンビニの商品やその営業形態を見ながら、私たちの消費行動・価値観・そして身体が経済のグローバル化とどう関連しているのか、中西新太郎さん(『子どもたちのサブカルチャー大研究』『情報消費社会と知の構造』『思春期の危機を生きる子どもたち』などの編著者)にじっくりとお話しをうかがいます。
第4回 1月20日(土)14:00〜18:00
ワークショップ
コンビニは私たちの味方?
桜井温子(元名古屋YWCA職員)
まとめのワークショップ。ここまでコンビニが増えた日本社会って何なのでしょうか?豊かさとは何でしょうか?何が私たちの課題なのかを整理し、これから何ができるかを一緒に考えてみましょう。