活動内容
◆ふじ幼稚園の支援
宮城県山元町のふじ幼稚園では、送迎後に死亡が確認された3名を含む園児11名と、送迎バス車内から園児の救出活動後に亡くなった教員お1人の、合わせて12名の尊い生命が犠牲となりました。この教員は聖公会の信徒であり、福島県新地町で亡くなったお二人はご両親でした。仮園舎での再開を決断されたふじ幼稚園(園児数97名)には、約3人に1人の園児が仮設住宅から通園しています。(2012年4月12日現在)
いっしょに歩こう!プロジェクトでは、スタッフが定期的にお訪ねし、 歓談をし、共に祈りをささげています。またそれぞれの行事などに行き来しながら交流を深めています。
・幼稚園行事への参加
運動会、クリスマス会、お楽しみ会、卒園式、入園式等
・東北教区、プロジェクト主催の行事
葬送告別式、1周年告別式等参列、新1年生用ランドセル寄贈
・学生ボランティアの受け入れ
2011年夏休みには、名古屋柳城短期大学の学生たちを受け入れていただき、園児と教職員との有意義な交わりが与えられました。
・巡礼の旅
福島県新地町方面を訪問される方々には、ふじ幼稚園旧園舎に立ち寄り、玄関先に設けられたかわいらしい祭壇前で犠牲者への祈祷と記帳をしていただいております。
山元町の情報
町の地形は、西部が山地(森林)、中部が台地(畑・果樹園)、太平洋に面した東部が低地(水田)となっている。沿岸部で約1500人と一時連絡とれず。海岸線から約1キロの範囲で大部分の建物が流失。常磐山元自動車学校では、教習生、教官の24人が死亡、14人が行方不明となった。
震災被害データ(宮城県発表平成24年4月6日現在)
●人的被害
死亡者 696人
(直接死 681人)
(関連死 15人)
行方不明者 18人
・直接死とは:津波や家屋倒壊などが原因で死亡したと被災市町村で確認された方の合計。
・関連死とは:直接死以外で、この震災が原因で死亡したと災害弔慰金支給審査会等で認定された方の合計。
●建築物被害
全壊 2,217棟
半壊 1,083棟
一部損壊 1,138棟
応急仮設住宅(国土交通省住宅局発表平成24年4月2日現在)
地区数 11地区
戸数 1,030戸