仙台市若林区

活動内容

◆まどか支援

社会福祉法人円が運営する軽度の知的障がいを持つ方のための通所作業所「まどか荒浜」。海岸から1kmの位置にあった施設は津波に流され、利用者は全員無事でしたが大切な職員を一人失いました。震災直後から仙台市太白区の福祉施設の一角を間借りして活動を再開。2012年6月に施設名を「まちの工房 まどか」に改め、新しい施設に引っ越し再スタートを切りました。プロジェクトではまどかの商品の買い上げ支援をしています(2011年9月〜)。「まちの工房 まどか」のホームページはコチラ

買い上げ支援の4つの目的
●まどかに仕事をするやりがいが生まれる
●震災後の受注減少による賃金の低下が改善される
●商品を受け取った皆さんに被災地を憶えてお祈りいただく
●多くの方がまどかと出会う機会を作り、まどかのファンの増加、まどかの自立に繋げる

まどかの商品について詳しくはコチラのページをご覧ください。
≫まどかの商品を手に入れるには

◆支援物資搬送・引き取り、避難所での支援

2011年4月6日から随時、若林区南小泉地区へ緊急支援物資を搬送。6月、荒町市民センター避難所でヘアカットボランティアを行いました。8月、全壊で倒壊の危険性がある東北朝鮮学校から支援物資を、カリタスジャパンとルーテルとなりびとと連携して引き取りました。

 

 

仙台市若林区の情報

若林区は、宮城県仙台市の東南部に位置し、北は宮城野区、東は太平洋に面し、西は青葉区、南は太白区と接するとともに、名取川流域では、名取市とも接している。区域は、都心の一部と市街地からなる「都心及び周辺地域」、その東側から住宅地が広がる「郊外住宅地域」、北部にあり流通・工業地帯を形成している「卸町・六丁の目地域」、そして太平洋に面した広大な「田園・海浜地域」からなる。
2011年3月11日、若林区は震度6弱を観測。仙台港の津波の高さは7.2m(推定値)。その後の最大余震 (4月7日23時32分頃 マグニチュード7.1 震源:宮城県沖)でも震度6弱を観測した。震災当夜には溺死と見られる遺体200〜300人が同区で発見されたことが報道で大きく取り上げられ、2012年3月6日までに若林区では338名の遺体が発見された。津波により浸水した面積は、区全域の56%に上った。

仙台市の震災被害データ(宮城県発表平成24年4月6日現在)

●人的被害
死亡者        797人
(直接死       654人)
(関連死       143人)
行方不明者      32人

・直接死とは:津波や家屋倒壊などが原因で死亡したと被災市町村で確認された方の合計。
・関連死とは:直接死以外で、この震災が原因で死亡したと災害弔慰金支給審査会等で認定された方の合計。

●建築物被害
全壊         29,469棟
半壊         104,150棟
一部損壊       115,949棟

仙台市の応急仮設住宅(国土交通省住宅局発表平成24年4月2日現在)

地区数        19地区
戸数         1,523戸