石巻(大川小学校)〜南三陸町



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石巻市立大川小学校に到着。全校生徒の7割にあたる74名が死亡または行方不明になったという同校の前には祭壇が設けられ、昨年の訪問時同様慰霊の人が次々に訪れていた。
大川小学校前には(新)北上川が流れている。向こうに見える新北上大橋の一部も津波で破壊、その箇所は現在でも仮設橋になっている。津波は手前の堤防も越えてしまった。
大川小学校正面。
大川小学校から見て北上川とは反対側の斜面。
後になって、山の方に避難すべきだったとの批判もあったが、この傾斜地を短時間で登るのは容易でない。
校舎の奥の方も激しく被災していた。
校舎の中は立入禁止となっており、内部の詳細は分からない。
地震でなく、恐らく津波で倒壊したのではないか。
これだけ鉄筋が入ったコンクリート柱も無残に折れ曲がっていた。
平成13年度卒業制作。
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」
でも津波には…。
校舎の上のスピーカーが悲鳴を上げているように見えた。
犠牲者を覚えて祈りを捧げる。
南三陸町に移動し、防災対策庁舎跡を訪問。
震災当日、この庁舎の職員が2階の放送室に留まって町民に高台への避難を呼びかけ続け自らは津波の犠牲になったことで広く知られることになった。
慰霊に訪れる人が後を絶たない。
すぐ近くの南三陸町志津川病院。最近のTV放送ではこの病院も取り壊しが始まった模様。


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