(2015年5月25日中日新聞掲載記事より)
国際原子力機関(IAEA)が東京電力福島原発事故を総括し、加盟国に配布した最終報告書の全容が24日、判明した。
東電や日本政府の規制当局は大津波が第一原発を襲う危険を認識していたにもかかわらず実効的な対策を怠り、IAEAの勧告に基づいた安全評価も不十分だったと厳しく批判した。
IAEAの批判から、日本は広島・長崎での被爆国でありながら背景に原発は安全との思い込みがあり、福島原発事故を引き起こしてしまったことがわかります。原発の問題が風化してしまう前に、価値観を変える必要があるのだと思います。
犠牲となってしまった福島の線量の高い土地で暮らす人たちは、悲しみに負けないよう平凡を取り戻しながら、でも忘れるわけにはいかない放射能と共に生活しています。