2015年11月16日(月)郡山セントポール幼稚園内のスマイルひろばで『赤ちゃんヨガ&マッサージ教室』を開催し、当プロジェクトでも一部支援させて頂きました。
オイルでマッサージして貰うと気持ちが良いのか、赤ちゃんも大人しくしていました。
マッサージ後は、講師からオイルの説明やお母さんご自身の保湿のアドバイスなどもあり、和やかで楽しいひとときとなりました。
子育てのプレッシャーから解放され、親子共に心とからだの緊張をほぐす事が出来たプログラムでした。
2015年11月13日(金)幼児祝福式後、九州教区の牛島和美さんよりコンサートのプレゼントがありました。
幼稚園の先生方による伴奏に合わせて、牛島さんが心を込めて歌ってくれました。熱い想いのこもった牛島さんの歌は、聞く人の心の奥深くへと届くのを感じます。
1曲目の『虹』では、牛島さんから虹を意味する手話の振りを教えて貰い、園児も一緒に振りを付け、みんなの心がひとつになりました。
続く『君を乗せて』『千と千尋の神隠し』『さよなら僕の幼稚園』では園児も合唱しました。最後の『花は咲く』を歌い終える頃には、会場の空気が明るく澄み渡っているようでした。
アンコールに応えて、大人向けにアカペラで歌った『糸』に感動し涙しているお母さんもいました。
歌い終わった後は、牛島さんへセントポール幼稚園の先生方が一針一針想いを込めて作ったキーホルダーを贈りました。
牛島さんから「いつも福岡からお祈りしています」との言葉を貰い、郡山セントポール幼稚園では勇気と元気を頂きました。
コンサートの終了時には園児一人一人に握手して貰い、心に残る大切な思い出となりました。
リフレッシュプログラム 『長崎県の南の島でなつやすみin高島』。
聖公会関連幼稚園の園児とその家族を対象としたこのリフレッシュプログラムは、九州教区の暖かいご支援を頂いて実施しており、今年で4年目となりました。
コンサート終了後、このプログラムに今年参加したお母さん方が、牛島さんと、同行の君原さんに感謝の気持ちを込めて昼食会を開きました。君原さんは、高島のキャンプでスタッフとして参加者のお世話をして下さった方です。久しぶりの再会に、思い出話に花を咲かせました。
お母さん方の手作りした山形の郷土料理である『芋煮』など、心を込めたおもてなしにより感謝の想いをお伝えしました。
食後には幼稚園や学校が終わった子ども達も加わり、高島で会って以来の対面に子ども達も大喜びでした。
リフレッシュキャンプに参加した子ども達にとって、高島の思い出がどれほどの宝物なのかという事が改めてわかった、心あたたまるひとときでした。
牛島さんや九州教区の皆様の励ましに心より感謝致します。
2015年10月30日(金)にセントポール幼稚園の秋の遠足で猪苗代町の「亀ヶ城公園」に行ってきました。
この前参加した運動会では自分の体力不足を痛感しましたので、この日の散策やかけっこなどに備えて走り込みなどを重ね準備万端の私でした。
当日の郡山はほんの少しだけ肌寒く感じられましたが、太陽の光が燦々と降り注いでおり、たくさんの子ども達と楽しい時間を過ごすことを考えると体が熱くなるのが感じられ、私は半袖一枚でいました。出発前の先生たちの“寒くないですか?”という心配をよそに、気分はルンルン♪もう気持ちは亀ヶ城公園に飛んでいました。
待望の亀ヶ城公園に着くと、まずはみんなでからだをよく伸ばし、そして手足をぶるぶるさせての準備運動をしました。そして、待望のかけっこです!子どもたち全員が、先生を捕まえる「○○先生をつかまえよう」というゲームでした。先生たちは子どもたちにタッチされないように広い亀ヶ城公園の中を逃げ回ります。子どもたちは一生懸命走って先生を捕まえようとします。私自身、普段の生活の中であまり芝生の上を走ることはなく、アスファルトの上を走る時と少し勝手が違うのですが、子どもたちの前で格好悪い所は見せられません!真剣に、本当に真剣に走って逃げました。しかし、悲しいかな5分も走ると息が上がってきますし、足も絡まりそうになります。何よりも、あらゆる方向から捕まえようと追いかけてくる子どもたちの数、そしてその元気さに敢え無く降参し、捕まってしまいました。
次は、亀ヶ城公園の城跡の散策を計画していたのですが、急に天気が変わり、雨が降り出したのでやむを得ず昼食を取り、時間を早めて帰ることにしました。(わたしは事前に亀ヶ城の歴史を調べていたので残念!)
芝生の上を走るのが楽しい事、草木のにおいや吹く風から夏から秋への季節の移ろいを感じた事、山の天候が変わりやすい事、自分には今後も体力作りが必須な事、そしてセントポール幼稚園の子どもたちがいつも、とっても元気いっぱいな事を改めて感じた楽しい秋の遠足でした。
来年の亀ヶ城公園への遠足が今から楽しみです。(スタッフ/佐々木)
2015年11月9日、郡山セントポール幼稚園にて『ロケットくれよん』によるコンサートが行われました。
園児に大人気の『ロケットくれよん』ですが、来訪は今年で3回目となり子ども達は忘れずに覚えています。
『ロケットくれよん』のメンバーは、山口たかしさんと高田さとしさんの2人組です。
1996年にそれぞれが保育士として保育園に勤務し、子どもたちとかかわる中で子どものつぶやきにメロディーをつけ、うたやあそびうたなどのオリジナルソングをつくりはじめたそうです。
2004年9月に『ロケットくれよん』を結成し、「命と仲間の大切さ」をテーマにみんなの心がぽかぽかにあたたまるコンサートを目指して活動しています。
▼歌に合わせてからだの一部をタッチする『からだかるた』。園児とさとしお兄さんが勝負します。
▼最後に感謝の想いを込めて、先生からクマのぬいぐるみをプレゼントしました。ぬいぐるみの首元には先生方で付けたセントポール幼稚園のロゴマークが付いています。ロケットくれよんのお二人は、とても喜んでくれました。
歌って踊って触れ合って、笑顔いっぱいの楽しいステージに、園児たちはもちろん大人も心があたたまりました。
ロケットくれよんさん、本当にどうもありがとうございました。
2015年10月27日(水)~28日(木)郡山聖ペテロ聖パウロ教会を会場に主教会が開催され、全教区の主教さん11名と管区事務所総主事・矢萩新一司祭が郡山に来られました。
10月29日に予定された被災地巡りに備え、前日に当プロジェクトより現在の状況と課題を、パワー・ポイントを用いて報告しました。パワー・ポイントは、主教会に先立ってスタッフが下見をした際に収集した資料を基に作成しました。
震災から5年近く経つ現在も、郡山市内では放射能への不安を抱えながら生活している事や、仮設住居ではメンタルケアのニーズが高まっている事、福島県内の植物には放射能の影響と思われる変化が現れている事などを、具体的なデータを示しながら説明しました。
2015年10月29日、立教学院諸聖徒礼拝堂ハンドベルクワイアの皆様がセントポール幼稚園でミニコンサートを開催して下さいました。
まずは『こどもの世界』の演奏でスタートし、ハンドベルについてわかりやすく解説がありました。園児達は美しい響きと初めて見るベルに興味津々の様子で、熱心に聞き入っています。
次は園児達にハンドベルを直接触らせて貰う体験コーナーです。実際に音を出し、初めての体験に園児たちはとても嬉しそうです。
そして最後に、立教学院の方々の美しい合唱と合わせて『小鳥たちは』と『ガリラヤの風薫る丘で』の2曲の演奏がありました。園児達も一緒に歌い、親子共々心癒さされるひとときとなりました。
ミニコンサート終了後、立教学院諸聖徒礼拝堂ハンドベルクワイアの皆様のご希望により、福島の現状を知りたいとの事から『原発と放射能に関する特別問題プロジェクト』によるプレゼンテーションを実施しました。
この日ちょうど関東からお越し頂いたBSA(日本聖徒アンデレ同胞会)の方々も、是非一緒に聞きたいとの事で同席して頂きました。
福島原発事故による影響がどのようなものであり、ここ郡山市では現在も放射能によるストレスを感じながら生活している事についてお話し、皆様真剣に耳を傾けて下さいました。
福島原発事故当時まだ未成年であった大学生にとっては、初めて知るような内容も多かったかもしれません。又、東京に住んでいると、日常で放射能について意識する事も少ないでしょう。今回の郡山への訪問が、これから未来を担っていく若者にとって、原発について問題意識を持つきっかけとなってくれる事を願っています。
岐阜県郡上市八幡町小那比地区にある社会館野外活動センターで8月15日21日の7日間の日程で行われたリフレッシュキャンプ。
ここ福島県郡山市から遠く離れた愛知県名古屋市にある社会福祉法人名古屋キリスト教社会館の支援によるこのプログラムは今年で2年目になります。昨年とは違い今年は参加人数が少なかったのですが、それでも7才から13才の子ども達が小名浜から4名、郡山から7名が参加しました。子どもたちだけの泊りがけのキャンプ、中々この様な機会はないと思います。福島から岐阜までの車での移動は長いし、自然の中でのキャンプは天候に左右されがちです。また、新しい友達が出来るのか、みんなとちゃんと仲良くやっていけるのかなど、見守っている大人たちはハラハラ、ドキドキと言ったところが正直な感想ではなかったかと思います。子ども達が旅立つ時も、初めて長期間に亘って親元を離れる訳ですから、子ども達も見送る大人たちも不安な気持ちであった事でしょう。帰って来る日も、世間ではお盆の時期でありました。道中の道路の渋滞が気になり今か今かと首を長くして、また楽しい時間を過ごしたのかどうか、様々な思いを巡らせながらみんなで待っておりました。しかし、岐阜からの長時間の移動で疲れているのにもかかわらず、車から出てきた子ども達のはちきれんばかりの笑顔にそれらの思いは杞憂であったと気付かされました。子ども達、保護者の皆さん、そして長い道のりを運転して下さりまたキャンプで子どもたちを見守ってくださった名古屋キリスト教社会館のスタッフの皆さまと一緒に短い解散式を行いましたが、昨年出会ったキャンプカウンセラー、スタッフと今年も出会って嬉しかった事、そしてその友情が一段と深まった事、今年出会った新しい友達と素敵な時間を過ごした事、川遊び、ドッチボール、白川郷や恐竜ランドへのバス旅行などその一つひとつがすべて楽しかったこと、そしてみんなで一緒に食べたカレーが、流しソーメンがとても美味しかった事などなど、このまま続けば夜が明けてしまうのかと思うくらい次から次へと子ども達の楽しかった思い出話は止まりませんでした。それを聞いている皆さんの笑顔、そして子どもたちとその貴重な時間を過ごしたスタッフの見守る優しい笑顔は今でも鮮明に記憶に残っております。
思いっきり自然を楽しむ―落ちているきれいな小石を拾ったり、草木に触れたり、流れる川の中で思いっきり遊ぶ。人との出会いを大切にする―出会いによってたくさんの事に気付き、気付かされ、それを大切な成長の糧とすること。この7日間の岐阜でのリフレッシュキャンプはかけがえのない宝物を子ども達に与えてくださいました。
このような素敵な時間を作ってくれた名古屋キリスト教社会館の全ての皆様に心から感謝すると共に、これからも覚え続けてくださること、そしてこのかけがえのないまぶしいばかりの命である子どもたちと一緒に歩んでくだされば、と願っております。
本当にありがとうございました。
中部教区報ともしび8月号の『平和のうた』コーナーに掲載されていた、名古屋聖ヨハネ教会の黄金虫さんの作った詩です。
ツバメよツバメ
そんなにうれしそうに飛ぶんだ
セシウムの泥はよしなよ
2015年5月、山階鳥類研究所(千葉県)で全国のツバメの巣を調べた結果、東京や宮城、静岡など13都県の巣から東京電力福島第1原子力発電所事故で放出された放射性セシウムが検出されました。地域別の濃度平均は福島県が一番高く、2番目は千葉県で、周辺土壌と巣のセシウム濃度には関連がみられたそうです。
この報道以来、私はここ福島で空を飛ぶ鳥や巣を見かける度に、放射能汚染の事が頭を過ります。また、原発事故後から、夕方の渡り鳥の異様な鳴き方がずっと気になっています。
私は、放射能から遠く離れた人々が原発の問題を他人事と捉え悪意無く発する心無い言葉に、悲しい想いをする事がしばしばあります。
そうした事が何度も繰り返されるうちに、空を飛ぶ鳥を見て放射能汚染の事を考えてしまう気持ちを、当事者以外が理解する事は不可能なのだろうと思っていました。
その様な中で、福島から遠く離れた名古屋にお住いの方が原発の問題を気にかけ、私たち福島の人と同じ気持ちでいてくれていることがこの詩から感じられ、嬉しく、感謝の気持ちを抱きました。
たとえ当事者でなくても、関心を持ち続け、知識を身につける事で、理解し寄り添うことは出来る。自分自身も誰かに寄り添える人になれるよう、そう信じることが大切だと思いました。
名古屋の黄金虫さん、福島から、心より感謝致します。
リフレッシュプログラムの一環である『沖縄ホームステイ』に参加し、小学校4年生と年長組の娘さんとご夫婦4人のお宅に4泊5日滞在させて頂きました。
このお宅のお母さんは、郡山セントポール幼稚園と同じ日本聖公会関連の保育所で働いています。お忙しい中、那覇空港までの送迎や観光にご家族皆様でご尽力くださり、おかげさまでとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
二人の娘さんもとても仲良くしてくれて、一緒に朝のラジオ体操へ参加したり、二人が今はまっているドラマを見たり、将来の夢や子どもたちの見たことの無い雪のお話をしたりと、子どもたちの夏休みのひと時を一緒に過ごすことができました。
ご自宅の向かい側にある公民館では、沖縄の伝統的な『エイサー踊り』を地元の高校生達が熱心に練習していました。滞在中の夜、路上で練習をしているところへ、お母さんが連れて行ってくれました。そこで初めて見た『エイサー踊り』は魂が籠っていて、感動で胸が熱くなりました。
又、最終日の夜には地域の納涼会で保育園の子どもたちと先生方の踊りも見せて頂きました。琉球の踊りにも一緒に参加させて頂き、普通の旅行では味わえないような経験をすることが出来ました。
帰りにはご家族手作りのラフテーやゴーヤのお料理に、石垣島のお土産まで頂いて、沖縄の方々のあたたかさに包まれ別れが名残惜しかったです。
また沖縄か福島で、皆さまに逢える日を楽しみにしています。
岐阜県郡上市八幡町の鮎が泳ぐきれいな川と豊かな緑に囲まれた野外施設で行われるキャンプです。
このキャンプは、名古屋キリスト教社会館の全面的な応援を貰って実現しています。ここ福島県で暮らす子どもたちに、自然の中で思いきり遊んでもらいたいとの願いから始められたもので、今年で2年目を迎えます。
時間の経過と共に、原発事故後の福島の様子はあまり語られなくなってきております。しかしながら、ここに住まう人たちの不安な状況は依然として変わりがないと言わざるを得ません。そのような中、常に覚え続けてくださり、子どもたちを飛びきりの笑顔にしてくれるこのプログラムに心からの感謝をいたします。
たくさんの思い出、たくさんの友だちを作って、このキャンプから元気に帰ってくるみんなを心待ちにしています。