郡山セントポール幼稚園の先生たちは今も、子どもたちを守るためにはどうすれば良いのか、日々葛藤の中にいます。終わりの見えない放射能との闘いに蓄積されていく心身の疲労は計り知れません。
このような状況を沖縄教区の方々にお伝えしたところ、イエスの「憐み」の心、One Familyの心を大切にという目的のもと、郡山セントポール幼稚園に職員の応援派遣をして頂く『One Family ―つながる心 福島支援プログラム―』が行われることになりました。
その3回目となる今回、島袋諸聖徒教会の岩佐直人司祭と聖マタイ幼稚園の真栄城美子さんが応援に来てくれました。
昨年2回来て頂いたことを子どもたちはよく覚えており、今回より一層絆を深めた様子です。
沖縄の先生方に子どもたちと向き合ってお世話をして頂くことで、普段は忙しさから十分に取れずにいた先生同士のコミュニケーションを図ることが出来ました。
幼稚園には、いつも以上に先生方の明るい笑い声が響いていました。
特に印象深かったのは、1日中子どもたちと大らかに寄り添って頂いたことで、子どもたちは先生を『隠れ家』や『基地』のように感じ、安心感に包まれていたことでした。又、セントポール幼稚園の先生は全員女性であるため、直人司祭と過ごした時間は子どもたちにとって貴重な経験となりました。
子どもたちと先生両方にとって、心のメンテナンスとなる素晴らしい時間を頂きました。
次回は10月に予定して頂いているとのことで、またお会い出来るのを楽しみにしています。(スタッフ/河盛)