人権セミナー参加者からの声

「人権セミナー・2016」(10月4日~10月6日開催)に参加された方の声を紹介します

○来てみて初めて分からないことだらけということが分かり、「聞きたい」「知りたい」という気持ちになる。

○汚染土が大量に置かれている様子に、かつては、命を生み出す田畑であったはずなのに、今は危険物(汚染土)が置かれ、命が生まれない状態になっている。

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劣化した汚染土保管容器(郡山市内アパート駐車場・2016年7月) 福島県内86,600カ所ある現場保管場所の一つ。このような光景は街の至る所で見られる。
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袋が破れて土が見えている(2016年7月)
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上の写真の汚染土の袋が破れた所。線量計は 「3.04マイクロシーベルト」の数値を示す

○汚染土の袋が破れたり、袋から草が生えていたり、美しい風景であったはずが、異常な木々や、人のいない立派な家並みを見て腹立たしさと無力感を覚え、自分は何が出来るのかと思った。

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フェンスで仕切られた「帰宅困難区域」 フェンスの向こうには入れません(富岡町)

○原発は日常の生活を奪い、家族の分断を生み、生きる権利までも奪う。

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富岡夜ノ森駅付近の草で覆われている線路 (2016年9月)

○黒い袋が破れ放置され人のいない町。原発は人間が起こしたもの。廃炉にするにも「ごみ」が残り続ける。恐怖と不安を感じる。眠れなかった。

○自分の住んでいる街と置き換えた時に、恐ろしさが実感され、被災者の痛み、苦しみを自分のものと感じられた。  

○自分の日常生活の中で、福島、熊本を終わったように忘れていきがちになるのがこ わい。

○時間が経つにつれ、見えなくなっていく自分を感じる。「見えないものに目を注ぐ」大切さを思う。いつも覚え考えていける関係でつながっていけたらと思う。

○福島原発の事故を風化させてはならない。風化に恐ろしさを感じる。自分たちの責任として伝え続けて行かなければならない。

○時が経ち、原発事故と折り合いつけて生きざるを得ない人々に接していると、原発の持つ問題について語ることに躊躇を感じ、率直に語ることが困難になってきている。

○自分の感じたことをどのように表現し、どのようなメッセージを伝えることが出来るのか?

○今の日本のあり方、そして今後、日本がどこに向かっていくのかが問われている。

○再稼働を進めようとする政府の姿勢も問題である。

○経済優先の政策に疑問を感じる。

○原発の問題は沖縄問題と重なる。国の政策に意見を表明して小さな力を浸透させなければならない、

○原発事故と人権について考えた。家族の分断、地域社会の崩壊、奪われる安心して暮らせる環境など、生きる権利が奪われていると感じる。基本的人権や生存など、憲法との関連で考える必要がある。