再稼働した高浜原発で使用済MOX燃料が急増する見込み

2016年1月31日民報
関西電力高浜原発で3号機に続き4号機も再稼働した場合、使用済みMOX燃料が約18.5トンに増える事が分かりました。再稼働前の高浜原発の使用済みMOX燃料は約5.3トンで、3.5倍に急増します。

(2016年1月31日福島民報新聞掲載記事より)

2016年1月29日に関西電力高浜原発(福井県高浜町)3号機が再稼働しました。
新規制基準が施行されてから3基目の再稼働ですが、プルサーマル(※)』を行う原発としては初めてです。
(※『プルサーマル』とは、極めて強い放射線を放つ使用済のプルトニウムとウランを混ぜた「MOX燃料」を、通常の「ウラン」を燃やすために設計された原子力発電所で利用することです。
その発電量はウランを燃やすより高いのですが、その不安定さから事故が起こる確率が高まります。放出される放射性物質もより高濃度です。又、原子炉を停止させる場合でも、制御棒やホウ酸の効果が低下します。)

関西電力は高浜原発4号機も2月下旬に再稼働させる予定です。
3号機に続き4号機も再稼働した場合、使用済みMOX燃料が約18.5トンに増える事が分かりました。再稼働前の高浜原発の使用済みMOX燃料は約5.3トンで、3.5倍に急増します。

MOX燃料はウラン燃料に比べて強い放射能を帯びているので、燃料の加工段階や移送の段階でも被曝の危険が大きくなります。ですから使用開始前から厳重な管理が必要で、危険なものだという点でウラン燃料とは比較になりません。原子炉で使用した後は、普通のウラン燃料でも大変な放射能ですが、使用済みのMOX燃料はそれよりも強い放射能になり、危険も増します

なお、使用済みMOX燃料は処分方法が決まっておらず原発内で長期保管される可能性が高いです。MOX燃料を通常の原子炉で使うプルサーマルが実施された原発のうち、高浜は使用済みMOX燃料の量が最多となります。

そもそも、なぜ日本はプルサーマルを進めてきたのでしょうか?
原発の危険性を40年以上にわたって指摘してきた京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)の小出裕章さんは以下のように述べています。『日本ではもんじゅという実験用の原子炉を作りましたが、現在全く動いていません。そのため、高速増殖炉で燃やすために取り出してきたプルトニウムが、使い道のないまま47トンも余ってしまっています。プルトニウムは原爆の材料であり長崎の原爆を作ろうとすれば4000発も出来てしまう量です。そんなプルトニウムを使い道のないまま持っておくということは当然、他国から見れば大変な脅威になります。日本は使い道のないプルトニウムを持たないと国際公約させられていますので危険を承知で、そして経済性も全くないことを承知の上で、普通の原子力発電所で燃やしてしまうということになってしまったのです。』

このように普通の原発よりさらに危険であるプルサーマルですが、電源開発株式会社(Jパワー)では、青森県大間町に世界初のフルMOX炉(すべての燃料がMOX燃料を使える設計)である大間原発を建設しています。

福島第一原発事故による被害は、今も続いており、終わりは見えません。大量の使用済みMOX燃料を原発内で保管する事になる高浜原発は、福島原発事故を上回る規模の被害をもたらす可能性を持っています。このまま再稼働が進めば、もはや誰しも原発のリスクと無縁ではいられないでしょう。全ての人に、もう一度原発の危険性を再認識して貰える事を願っています。

聖テモテ幼稚園の園外保育が、茨城県日立市のシビックセンターで行われました。

2016年1月22日(金)に、聖テモテ幼稚園の園外保育が茨城県日立市のシビックセンターで行われました。
この園外保育は、子どもたちの原発事故による影響からのリフレッシュのために送られた支援金により、通常の園外保育に加えて開催されました。
日立駅前に大型バスが横付けされ、園児はワクワクしながら降りてきます。1月22日シビックセンター1

シビックセンターは、科学の中でも物理や化学について体験学習できる施設です。
シャボン玉ショーでは、小さな玉から大きな玉、くっついた玉まで次々に繰り出され、その度に歓声が上がります。1月22日シビックセンター2

産業用ロボットが、日立市のマスコットキャラクターの絵を描いてくれるコーナーでは、お土産に持って帰りたい園児の列が出来ました。1月22日シビックセンター3

楽しいお出かけはあっと言う間に終わり、帰りのバスではほとんどの園児がスヤスヤ寝てしまいました。
それでも園に着くと、迎えの保護者に楽しかった出来事について、元気よく話す姿が見られました。(引用:小名浜 聖テモテ支援センターブログより)