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2004年12月12日 降臨節第3主日 (A年)
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野ばらの花を一面に咲かせよ わたしの生まれた北国では、9月になるとストーブが恋しくなります。そして、次の年の5月ごろまで、ストーブが活躍します。家族は自然とストーブの周りに集まり、暖を取りながら、ラジオを聴いたり、漫画を読んだり、それぞれが思い思いに過ごすのです。懐かしい思い出です。 イザヤのこの預言は、紛れもなく「荒れ野、荒れ地、砂漠」に向かって語られています。すごい預言だと思います。人間ならまだしも、全く応答の期待できない無機質なものに向かって、絶望的な状況の中で預言しているのですから。しかも、イザヤは希望の歌をうたっているのです。 マリアは月が満ちて、初めての子を産み、飼い葉桶に寝かせた。〔ルカ2:6、7〕 飼い葉桶の嬰児は、荒れ野、荒れ地、砂漠に咲いた野ばらの花です。「野ばらの花を一面に咲かせよ」というイザヤの預言は、イエスの誕生によって実現しました。荒れ野、荒れ地、砂漠に、失われていた温かさが回復されました。
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