わが母の教え給いし歌
セシリア秋葉 緑
幼い頃、母と一緒によく歌を歌いました。童謡だけでなく聖歌もたくさん教えてもらいました。「あなたの名前が入っている歌なのよ。」と言われたのが聖歌330番「みどりもふかき」です。流れるようなメロディーがきれいで、すぐに覚えて好きな聖歌になりました。ピアノの前に並んで座って歌ったり、居間のテーブルに聖歌集を置いて向かいあい、一行ずつ歌いながら曲や歌詞の意味を教えてもらったことが、今では大切な思い出です。

クリスマスの歌で好きなのは、聖歌23番「ああベツレヘムよ」と聖歌21番「ひとにはみめぐみ」です。学生の頃、クリスマスイブの深夜礼拝で「ああベツレヘムよ〜」と歌い出したら、なぜか涙が止まらなくなったことがありました。その日はとても寒い夜で、「こんな寒い夜に、馬小屋で赤ちゃんが生まれるってどういうことだったんだろう・・。」と思ったら、とめどなく涙が溢れてきて歌えなくなってしまいました。「ひとにはみめぐみ」は、何と言っても混声四部で歌うときれいです。特に男声のパートが!美しい男声に支えられて歌いたい聖歌です。

讃美歌の中にも好きな曲がたくさんあります。讃美歌452番「ただしくきよくあらまし」は、古今聖歌集には入っていませんが子どもの頃からとても好きな曲です。あまりにも好きなので、聖婚式の時、ブライダルマーチではなくこの曲を皆さんに歌っていただきながら入堂しました。ちなみに退堂は“しもべ同盟の共通愛唱歌”聖歌437番「主よおわりまで」でした。その他にも、讃美歌第二編259番「主よわれらを祝し」(祝祷のあとに歌うアーメン唱・混声四部で歌うと感動!)や讃美歌の別冊「ともにうたおう」42番「喜びは胸に」(ロマンチックな曲で和声がきれい)、古今聖歌集増補版45番の「もちいたまえ神よ」(歌詞も曲も好き)、改訂古今聖歌集試用版2087番(友人が作った曲だし、元気がでる)などなど、あげていくときりがありません。こうやって書いてみると、私の愛唱聖歌は本人の性格を反映して、いろいろなところに散らばっているようです。

小学生の時に学校で使っていた讃美歌を見ていたら、歌った曲の番号には丸印がついていて、好きな曲にはその丸の周りにお花のような模様がつけてありました。いまも変わらず好きな歌もあれば、「どうしてこの曲が好きだったのかなあ?」と思うような番号にも“花まる”がついています。どなたかがお書きになっていたように、愛唱聖歌は変わっていくのだと思いました。新しい聖歌集の発行で、また新しい歌との出会いがあるでしょう。愛唱聖歌がどんどん増えていくのが楽しみです。




ご協力、ありがとうございました            
 
クリスマスへのご協力、ありがとうございました。清掃を始めとする諸準備、祝会への差し入れ等、いつもながら皆様のお心遣いに感謝です。ブレンドカレーも定着してきましたね。何軒もの味が一緒になると、より一層美味しくなる。不思議な食べ物ですねカレーは。今年はバングラデシュのカレー(とっても辛いそうです)も伝授いただけるかも知れません。楽しみですね。




《ほっとひといき》                               ヴェロニカ 藤田 伸子
年頭の婦人会だよりに緑夫人から原稿をいただくことができ、本当に感謝です。この原稿をいただいたのはクリスマス直前。緑さんは聖劇などの準備等で多忙を極めていた時期です。お風邪を召されてもいました。そんな中、さっとメールで送って下さいました。本当に頭の下がる思いでした。ありがとうございました。

歌声のとても美しい緑さん。歌が苦手、知らない聖歌が山ほどある私は、緑さんや司祭様の大きな歌声に支えられて歌っていることがよくあります。この方法だと知らない聖歌でも歌えるようになってしまいます。

幼い頃からお母様と向き合って聖歌も歌われていたとのこと。何て愛にあふれた情景なのでしょう。絵本の中の物語のようですね。

今回は特に、この通信から音が出ないことが悔やまれました。聖歌で入堂し、そして退堂されたという結婚式。ビデオがあったら是非拝見(拝聴かな?)させて下さい!

昨年も皆様のお力添えで何とかこの婦人会だよりの発行を続けることができました。一昨年からクリスチャンネームやお気に入りの聖歌などテーマごとに編集してきましたが、今年はテーマにこだわらず(お気に入りの聖歌や聖句、洗礼名の事でも、もちろんOKです。)進めていきたいと思います。婦人に限らず、信徒の方々皆様への発信としていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ご意見、原稿、いつでも受付中です。
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