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日曜日の礼拝
【司祭】 あなたに十字架の形を記します。これは十字架のしるし、あなたが神の民に加えられ、永遠に
キリストのものとなり、主の忠実な僕として、罪とこの世の悪の力に向かって戦うことを表します
【陪餐】
3月23日・イースター祝会の前に聖愛幼稚園の園庭で記念撮影
牧師任命式後の聖餐式で初めて説教をされるエレミヤ・パウロ木村直樹司祭
「ヨハネによる福音書」 (第10章 1ー10節)
復活節第4主日から第7主日の聖餐式で朗読される福音書は、ヨハネによる福音書です。主イエス・
キリストは、およそ2000年前に、死に打ち勝って復活の勝利を現されましたが、それは2000年前の
出来事というだけでなく、今も、わたしたちとともにおられます。その復活のキリストと今のわたしたちと
の関わりを考えるために、ヨハネによる福音書が選ばれているのです。
そして本日、わたしたちは復活節第4主日の聖餐式を守っています。現在、日本聖公会の主日聖餐
式の聖書日課は、3年周期になっています。そして今年はA年ですが、復活節第4主日はA年B年C年と
もに、朗読箇所は違いますが、ヨハネ10章の「羊と羊飼い」のたとえが朗読されます。それゆえ、復活
節第4主日は、「良い牧者(羊飼い)の主日」と呼ばれることがあります。
今日の聖餐式の冒頭に、わたしの牧師任命式が行われました。
この「牧師」という名称は、「わたしは良い羊飼いである」
と言われた主イエスに根拠を持っています。つまり「牧師」とは「羊飼い」のことであり、良い羊飼いであ
る主イエスに倣って、羊にたとえられている信徒との関係を築き上げなさいということです。
2000年前のパレスチナには、羊が夜間休むための「囲い」が各地に設けられていました。羊は牧
場で飼われているのではなく、羊飼いに導かれて牧草のある野原に出て行き、夜にはこの「囲い」に
帰ってくるのです。この「囲い」は、共同のもので、幾つもの群れがこの囲いに集ります。朝になると、羊
飼いがやって来ます。すると囲いの門番が門を開きます。幾つもの群れがいるのに、
羊たちはちゃんと自分の羊飼いを知っており、その声を聞き分けた
と言います。また羊飼いの方でも自分の羊を知っていたということです。当時の羊飼いと羊の関係が、
主イエスの話のもとになっているのです。
さて、「羊は羊飼いの声を聞き分ける」とありますが、
今日、牧師任命式に出席された大宮聖愛教会の信徒のみなさんは
この人が、新しい牧師だと確かに今、聞き分けてくださっている
のだと思います。
一方、羊飼いであるわたしはどうでしょうか。「羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す」(ヨハネ
10:3)とありますが、こうして説教壇から見下ろして、
会衆のみなさんお一人お一人の顔の違いは分かりますが、名前は
一向に分かりません。
つまり、わたしは牧師任命式を終えて大宮聖愛教会の牧師には就任しましたが、まだ「牧師見習い」
だということです。
良い羊飼いが、自分の羊の名を呼ぶように、わたしも一日も早くみなさんの名前を憶え、みなさん
を知りたいと思います。それが第一歩です。
本日朗読された福音書の後に、「わたしは良い羊飼いである。わたしは自分の羊を知っており、
羊もわたしを知っている。それは、父がわたしを知っておられ、わたしが父を知っているのと同じであ
る。わたしは羊のために命を捨てる」という言葉が続きます。
いうのではありません。
父である神と子であるキリストが、相互に深い交わりの関係にあるように、ヨハネにおける「知る」と
は、深い関わりの中にあるということです。つまり、わたしは父と子が互いに知り合っておられるよう
な関わりを、みなさんと結んでいきたいと願っています。
「わたしは羊のために命を捨てる」、確かに主イエスは、わたしたちのために十字架につけられ
て命を捨てられました。それは
主のわたしたちに対する愛の深さをあらわしています。
わたしは、みなさんのために命を捨てますとは、今は言えません。何故ならまだ交わりが始まったば
ペテロは、主の受難の前に「あなたのためなら命を捨てます」と言いました。しかし彼は、主イエス
を尋問した大祭司カイアファの屋敷の中庭で、三度主を知らないと言います。しかし復活のキリストは、
そのペテロに「わたしを愛しているか」と三度問われ、「主よ、あなたは何もかもご存知です。わたしが
あなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます」と答えると、主は彼に「わたしの羊を飼い
なさい」と言われます。さらに彼の死についても預言されます。ペテロはローマで、主のために逆さ
十字架につけられて命を捨てたのです。
わたしは、もっともっと自分の主イエスへの愛を深めていきたいと祈ります。
わたしの主イエスへの愛の深まりが、キリストの救いにより、キリストの愛
の対象であるみなさんへのわたしの愛を深めるからです。
大宮聖愛教会のみなさん
みなさんの牧師であるわたしのために祈ってください。
わたしのキリストへの愛がますます深まるように、
そしてわたしが一日も早くみなさんの良い羊飼いへと
成長することができるように、と。

木村司祭による初めての洗礼式が行われました。
【広田主教】 天の父よ、あなたはすでに水と聖霊によって、この僕らに罪の許しを与え、主にある
新しい命のうちに引き上げてくださいました。どうか、この僕らに聖霊を満たし、知恵
と理解、深慮と勇気、神を知る恵みと、神を愛し敬う心を与えてください。
陪餐の祈りを捧げる広田主教
堅信後、初めて陪餐を授かる8人の信徒たち
【祝祷】
【広田主教】父と子と聖霊なる全能の神の恵みが常にみなさんとともにありますように アーメン

