一般
賛美と感謝 |
2076 わが心は賛美に満ちる |
Kadakilaan Mo, O Diyos
Serafin E. Ruperto
ROSEWOOD
Bernardino F. Custodio
(訳詩 宮崎 光) |
|
アジア・キリスト教協議会(CCA)がアジア各地の賛美の歌を集めて出版した“Sound the Bamboo”(1990年、改訂版は2000年発行)から採られた、フィリピンの教会で生まれた、民衆の信仰の熱意と底力を表現するような、まことに力強い賛美と感謝の歌です。旋律は短調(マイナーコード)なのですが、それを支えるハーモニーが、見事に全体の歌のエネルギーを満ち溢れさせています。「短調の歌は悲愴感があって暗い」というイメージを払拭する曲です。
原詩の初めに、「わたしたちの心は恵み深い神への賛美で満たされます」とあるように、いずれの節においても、あらゆる事物を通して、神への賛美が呼び起こされることを歌っています。
特に2節では、森羅万象の中に、創造主である神の偉大さを見出すことを歌います。原詩では「山、野原、火、風、雨、海、川の流れ」といった豊かな自然に言及されていますが、訳詩ではそれらすべてを入れなかったので、「み手のわざは全地に満ちる」という言葉の中に、広大な自然へのイメージを膨らませて歌いましょう。
賛美が呼び起こされたわたしたちは、感謝の心をもって主に応えます。それが主の愛を世界に告げ知らせるという宣教・伝道の決意です。
礼拝の最後を締めくくる派遣の聖歌としても、呼応できる聖歌です。 |
|