日々の礼拝
夕の礼拝
2009  キリスト力ある主よ
Christe, Lux mundi
Mozarabic, 10c.
YAMATE
鈴木隆太 (1959-)
(訳詩 松岡虔一、訳詩協力 植松 誠)
 「夕の礼拝」や「就寝前の祈り」にも適した、力あるキリストにすべてをゆだねて祈る聖歌です。一日の疲れを癒し、罪を清め、安らかな眠りを通して新たな力を与える神への賛美とともに、ひたすらに「キリストの平和」を願う純粋な祈りが歌われています。
 もとは「モザラベ典礼」と呼ばれる、10〜11世紀頃までスペインを中心として行われてきた礼拝式文の歌集に収められていた、9節からなるラテン語の単旋律聖歌で、顕現節の夕の礼拝に歌われていました。
 『試用版』に収めるに際して、アン・K・ルクロワ (Anne K. LeCroy,1930-) によって5節にまとめられた英語訳をもとに訳されたものです。夕べの祈りにふさわしい静かな曲が、新たに書き下ろされました。
 作曲の鈴木隆太は、横浜教区横浜山手聖公会オーガニストで聖歌集改訂委員。オーケストラや舞台などの鍵盤楽器奏者として、また作・編曲家として活動しています。
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