日々の礼拝
朝の礼拝
2001  今日もまた新しく
Morning has broken
Eleanor Farjeon (1881-1965)
BUNESSAN
Gaelic traditional
(訳詩 大岡 創、編曲 鈴木隆太)
 『試用版』第1曲目を飾るこの歌は、神の創造されたすべてのものに対する感謝・賛美を素直に表現しています。旧約聖書「創世記」に記された天地創造のダイナミックな情景を思い浮かべながら、「主よ、朝ごとに、わたしの声を聞いてください。朝ごとに、わたしは御前に訴え出て あなたを仰ぎ望みます。」[詩編 5:4] とあるように、日々新たに創られ、日々の営みに押し出されていくわたしたちの喜びを、力強く歌っています。
 ゲール族(スコットランド高地の人、またはアイルランドのケルト民族)の間に伝わるこの民謡は、跳躍しながら上昇する音階が心地よくひびく、新しい一日の始まりにたいへんふさわしい曲です。 少人数でも生き生きと歌え、家庭集会の場や、また野外の集会などでも効果的に用いることができるでしょう。コードネームも付記しましたので、伴奏楽器を多様に選ぶこともできます。
 作詩のエリナー・ファージョンは、英国に生まれた物語作家、詩人です。ユダヤ系の父親のもとで教育を受け、早くから創作活動に入り、児童向けの詩や物語で H・C・アンデルセン賞を受賞し、児童文学の世界でも広く知られています。
 なおこの歌は、日本キリスト教団『讃美歌』(444番) で既に邦訳されていましたが、今回、はじけるような喜びをより強く表した新しい訳を得て、その装いを新たにしています。
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